[ヨーロッパスタジオ]


SFにゲームにと、理系デジタル世代劇団の名を欲しいままにしてきたヨーロッパ企画ですが、ふと初心に帰って周りを見渡すと、古都・京都に住んでいました。心霊スポットのメッカじゃん!

というわけで、この企画は、オカルトを積極的に肯定していくスタンスで、京都の心霊スポットに足を運び、怖がったりして霊の出そうな感じを高めつつ、ついにはデジカメで霊を捕らえてしまおうという、エポックメイキングな心霊ツアードキュメントです。

第一夜 清滝トンネル  第二夜 深泥池   第三夜 宇治川ライン  第四夜 首塚


第二夜 深泥池(みどろがいけ)

京都の北東に位置する、これまた有名な心霊スポット「深泥池」。山道の脇にしっとりとたたずむその池は、まさにキャプチャーにうってつけの、何やら起こりそうなトワイライトゾーン。今回は、高校のころ通学路として利用していたという酒井君のナビゲートで、この池の周辺をぐるりと回ってみることに。

【参加メンバー】
永野 諏訪 酒井 石田 西村 本多 丹原
(造形スタッフ)
吉永
(制作スタッフ)

行った日:2004年9月30日(木)




■山道

深夜1時すぎ。酒井運転のワゴンで深泥池に向かう一同。
第1夜に比べて、車内はいくらかハイテンション。

永:えー、第2回ですけれども。……イェーイ。

諏:イェーイ! 
永:イェーイ!  ピース! 
諏:アニョハセヨー。
永:あにょはせよー。
酒:(笑)どんなノリですか。
諏:ツァイツェン! 
酒:もう終わりですか? 
石:今日は僕、ホント撮れると思うんですよ! 
永:おー、今日はなんとね、酒井君がコーディネートしてくれました。
全員:イェーイ! 
酒:僕が高校の頃の通学路のとこなんですけど。
石:その時はオタクやったんやろ。
酒:それは関係ないじゃないですか。
永:かなり気持ち悪かった。
諏:気持ち悪がられてた。
石:ははは! 
酒:それは関係ない。
諏:全校生徒から。
西:あはは! 
酒:高校の時の話ですよ、今じゃ……
石:だって高校の時のっていうから。
酒:まあ、まあね。
永:高校のときの、通学路だったと。
酒:えー、あの深泥池っていう。
永:深泥池……? 
諏:みんなに嫌われてたからそこを通らされてた。
石:あははは! 
酒:そんなことない(笑)。みんなそこ通ってた。
永:いじめ(笑)。
諏:「おまえはこの道通んな!」 って言われて……
石:はははは! 
諏:怖い道通らされて。
酒:(笑)そんなんじゃなかったです! 
諏:それで? 
酒:今通ってるまさにこの道なんですけど、タクシーで……
諏:あぶない! あぶない! 酒井、前あぶない! 
酒:(笑)いや、大丈夫ですよ! 全部見えてますから。
永:また狂ったの?

酒:タクシーで、女の人を乗せて、その女の人がいつのまにか消えてシートが濡れてる
   っていう有名なエピソードあるじゃないですか。
全員:……。
酒:あれ? 
永:(笑)ピンときてないよ。
諏:何それ。有名な、って。
酒:(笑)いや、あるじゃないですか。それの、発祥の地。
全員:ふーん。
酒:もうすぐ近く。
永:これね、実は1966年の話なんですよ、調べたら。しかも10月。まさに今頃の。
諏:おおー。
西:こわい。
永:なんでも、この深泥池の近くの病院で死んだ人が、京大の付属病院に運ばれて……
    死体の解剖にね。
石:えー。
永:で、付属病院の近くで乗せた女が「深泥池まで」と言って途中で消えたっていう。
酒:もうまさにこの辺で。


山道の脇に、飲食店のカンバン。

諏:あ! 見て、「グリル 喫茶 池」。
石:うわー怖いな。
永:全然キャッチーじゃないな。
諏:で? で? 
酒:ここ曲がったら……。
永:え!  もう池!?
全員:うわー!
永:気持ちの準備できてないよ。
諏:ジェットコースターに乗る前みたい! 

右手に池らしきものが見えてくる。
が、暗くて見えない。池かどうかすらわからない。

石:うわー! 気持ち悪い! こわい!
永:真っ暗やもん。
西:いやー(怖がる)。
永:これ、池? 
酒:で、病院跡が向こうの方に……まだやってんのか分からないけど……
本:まだ、やってるよ。
酒:その辺まで行きましょう。

一同、道路の脇に車を止める。




■深泥池

西:えー、石田さん撮って下さい。私、今日もう嫌や。
永:今日はもう感じるものがある? 
西:(笑)いや、もう、なんか嫌です。
永:嫌な感じ? 
本:郵便配達やってた時にここ通ってたんですけど、昼間でもホント怖いんですよ。
諏:んふふ。
永:怖がり。
本:郵便物全然ないんですよ。
永:この辺は。


池の脇の道の向こうに、病院が見える。


諏:あ、病院がある! 
石:あーやべー。
永:要するに、ここ患者の霊だと。
西:うわー。
諏:今日こそはキャプチャーするぞー! おー! 
永:おー! 
諏:これねえ、文字にしたらそんなに面白くないけど、
永:ふふふ。
諏 (笑)現場ではすごい面白いっていうのがね。
石:文字で伝わらない面白さがありますからね。

一同、道路を横切って、池の方へ歩き出す。
道路脇はなだらかな草むらになっていて、その向こうに池がある。


丹:え、酒井は高校の時ここら辺を……オタクやったん? 
酒:どんな状態ですか! 
全員:(笑)
永:何でも死体をこの池に捨ててたっていう。
本:病院で死んだ人の? 
酒:底に泥が溜まってるから浮かんでこない。
西:うわー怖い……。
諏:(西村さんを見て)こけしの幽霊かと思った。
西:(笑)
諏:(異変を感じて)ん!? なんかね、妙に池のほうに引っ張られるんよ! 
永:これね……(笑)下り坂になってるって話もある。
石:(笑)わー! 引っ張られる! 引っ張られる! 


池に近づきつつ、何枚か写真を撮る。

 
永:意外とあんまり騒げないっていうね(笑)。
石:(笑)病院、近いですからね。
諏:近所迷惑だから。
永:戻ろっか。

一同、写真を撮り終えて、車に戻る。
走り出す。




■たぬき坂

車は、上り坂に差し掛かる。


酒:(運転しながら)これね、たぬき坂。
永:たぬき坂? ホントに? 
石:たぬき坂、怖くないね。酒井が考えたん? 
酒:もともと、ここはたぬき坂!(笑)
永:ちゃんとコーディネートしてね。

道路脇に、細い石段がある。
山の上の方へ続いている。

永:あ、何あの階段? これ激写しないと。
諏:うわー、これキャプチャーできるぞ。降りよう。
永:キャプチャリング。

車をバス停の脇に停車。
一同、車から降りて、石段へ。
西村・吉永は、怖いので車内に残る。

諏:石田が怖いのにムリヤリ怖くない振りしてるのがバレバレです(笑)。
石:えへへへ。
永:バレバレです。
諏:ムチャクチャ怖いのに明るいエネルギーでおばけが寄ってこないようにしてます(笑)。
永:ハネ返そうとしてる。
石:あははは! 

石段を登っていくと、 木でできた小さなほこらがある。
粗末なつくりで、まるで犬小屋のよう。


諏:あ! これは犬小屋やろ。
本:ちょっと酒井、中入って。
酒:これ入ったらまずいでしょ!
本:入ったらとり憑かれるかな。
永:(酒井に)ドッキングして。
酒:これにドッキングしたらやばいでしょう。
諏:はあ! くっつき虫が!

諏訪の足にくっつき虫がいっぱい。


   

全員:うわー。
諏:ちょっと写真撮って。石田。くっつき虫……石田? 必死なのは分かるけど。
石:(写真を撮らない)
諏:撮ってやー! 

さらに奥には、崩れたほこらがある。
大きい木の根っこを下地にして作られている感じ。

石:うわー! 怖い! 気持ち悪い! 
永:何これ? 
酒:分からん! 分からん! 
永:木を掘ってんな。
酒:うわわわわ。バチ当たるこんなん。
永:ぶっ壊されてる。
酒:木の株があって……うわわ、何この構造。自然と一体化してるけど荒れ果ててる。ちょっと拝んどこう。
永:拝んどこう。
諏:ここは拝みましょう。
丹:ちょっとはしゃぎ過ぎました。

ていねいに拝み、急いで石段を下りる一同。
バス停に戻ると、西村・吉永の身に、例の引っ張られる現象が。

永:(笑)坂だからじゃなくて? 
西:坂じゃこんな風にならなくないですか? 
吉:以外と怖くなってきた。ちょっと。
永:いない間に襲われてんなあ(笑)。
酒:(バス停を見て)このバス停怖くないですか? 
永:あー。
本:寒気がする。
諏:見てください。この時刻表。もう4(死)がいっぱい並んでます(笑)。
永:無理矢理だな(笑)。
諏:(時刻表を見て)……(17)イカナイデ。(47)シナナイデ。
本:いいじゃないですか。
石:(笑)引き止めてるじゃないですか。
酒:いざなってない。

そんなこんなで、皆、車に乗り込み、走り出す。




■きつね坂へ

石:たぬき坂、怖くなかったね。
永:これがたぬき坂? 
諏:これがたぬき坂ぽんぽこ? 
酒:可愛くしないで(笑)。

向こうから、バイクが走ってくる。

永:首なしライダー?

通りすぎる。

諏:首があった。
永:首ありライダー(笑)。
石:首ありましたねえ。
西:今、何時ですか? 
永:もうすぐ2時。丑三つ時だね。
永:次は?
酒:次はきつね坂です。
全員:あははは!
石:ホントかよお前。
酒:本当ですよ!
永:(笑)たぬきで、きつね!?
諏:酒井が考えたん?
酒:違う、もともと!(笑)
永:(笑)いやー……。
酒:めちゃめちゃ事故の多いヘアピンカーブのとこへ……
石:そりゃ、ヘアピンカーブは事故多いだろ。
全員:あははは!
酒:笑ってますけど! めちゃくちゃ怖いんですよ! カーブを曲がった瞬間に
  視界に飛び込んでくるのが全部、墓なんですよ。
諏:先、言っちゃう?  
永:ちょっと失敗した? 
諏:先、聞くべきじゃなかったなーと思った。
酒:……聞かれたから。
石:コラ!(前回登場した和尚)
全員:(笑)
諏 コリャ!(声の高い方)
西:和尚や。
諏:お寺の和尚じゃ。(高い声)
酒:ここへは来ないでしょう。




■きつね坂のヘアピン

しばらく走ると、道が下りはじめる。

永:これ、きつね坂?
酒:(普通に)きつね坂です。
石:(笑)きつね坂ですじゃないよ。


やがてヘアピンに差し掛かる。


酒:あ、これヘアピン。
永:これが噂の。
諏:ゆっくりよ。
西:ゆっくり行って。
永:ゆっくりよ。事故が多発してるわけだから。
諏:ゆっくり行けよ! アホか! 
酒:(特にペースを変えない)
全員:ゆっくり行けよー!(怒)
酒:ここが事故の多い……
 
永:ここは……めちゃくちゃ多いやろ。

ヘアピンを曲がる。と、墓は見えず、
工事をしている。。




酒:工事してる! 
永:事故が多過ぎて。
酒:ここが全部、墓場なんですよ。
永:ここが墓? 
諏:隠してんなー。

と思ったら、墓場が見えてきた。


酒:ほらほらほら! 
西:ギャー! 
全員:うわわわ!
西:(パニック)気持ち悪い! 
永:墓はやばいよね。
諏:こんなとこ墓建てたらあかんやろ。
本:油断してたら、現れましたねえ(笑)。
諏:一旦休ませといて、ガーっと。
永:(酒井に)ナイスナビゲート。
酒:はあ。
西:お墓撮るのは良くない。
永:良くないね。
丹:(それでも撮って)あ、オーブ写った。
諏:ちょっと怖すぎて、おもしろい事とか一切思い浮かばない。
西:何とも言えない。
全員:(笑)
石:ちょっとでも、もう一回ヘアピンのカーブんとこ戻ろうよ。これでこのまま帰ったら。
永:そうやな。

きつね坂を下りきったところで、Uターン。
先ほどのヘアピンカーブを越え、坂の上まで戻る。

諏:いや、あのね。ストーリー上ね、普通帰るでしょ? けど、引き返してんの。
   これはもう、酒井が狂ってる! 
全員:うわわあー!
本:(笑)ホントや! 
石:え? 酒井なんで引き返してんの? 
永:シナリオには無いよ。
石:酒井!? 
酒:戻るって言ったでしょう! 止めるとこないんですよ。
諏:うんこ出るー! 
永:うんこ出るー! 
西:きゃー! こわい! こわい!

同、車から降りる。




■ヘアピンを歩く

きつね坂を登ったところに、別のバス停が。
車を止めて、一同、ゾロゾロと降りだす。


諏:(バス停のイスを見て)うわ、こわー! 
酒:これね、怖いでしょ。
西:これや……呪いの椅子や……
酒:ははは。呪いの椅子? 
永:(西村に)もう、霊能者みたいになってきたな。
酒:(笑)そういうキャラでいくの? 
石:声がおっさんの声やった。

一同、ヘアピンに向かって坂を下りていく。


諏:工事の看板あるでしよ? あれ、さっきから見るやつ
   全部この先100メートルって書いてあるんですよ。
酒:じゃあ、一生着かないっていう。
永:まずいねえ。
石:(足元を見て)引き寄せられてんですか? これは。
永:引き寄せられてるよね。足元が……。
石:どう? 
吉:こわいー。
酒:坂ですよ。
永:あはは。引き寄せられてるね。
本:足が勝手に。
永:ヘアピンの方へ勝手に足が。
石:あ。

 

謎の自転車が道の脇にとめてある。


石:こわ。自転車や。何すか、この自転車。
諏:ここで降りてどこ行ったんや。
西:ホンマや。
石:(山のほうを見て)死にに行ったんでしょう。
諏:言っちゃうけど。
永:ちょっと、この自転車気がかりだね。

その時、本多の携帯が鳴り響く。
「プルルル……!」。

皆:!!
永:え!? テレフォン? 
酒:ひ! 非通知? 
本:もしもし? ……。もしもし? え……。
永:音はする? 
本:もしもし!? 誰!? 
永:切れた? 
本:切れた。
永:2時に着信? 
本:2時9分。
西:今、誰か喋りました? 
永:こっちでは喋ってない。
本:どうしよう。

かけたのは石田だった。。

諏:あかん。気持ちが弱ってる。
永:気持ちが弱ってると……。
諏:やばいよ。付け入られるから、これはキャプチャーズの責任として楽しくいかないと。
永:そうそう。
諏:楽しく行かないと死ぬなあ。
永:楽しく行かないと死ぬ。
西:怖いよー。

道路脇の木に、ナメクジを発見。

諏:これ、やばくない?

永:何これ。でっけー。ナメクジ? 
全員:うわあー! 
諏:気色悪い! 
丹:(タバコの箱と比べる)
永:もう、何でも怖いなあ!
西:パニックや。
諏:今、怖がっていいのか、おもしろいこと言ったらいいのか
   非常にベクトルの難しい状況です。
永:それぐらい怖いということですよ。
吉:もう、嫌や嫌や。
諏:コラ(和尚)誰や。
永:どうする? いったん帰って……
西:待って待って。

永:あ、テープ終わるね。

と、なんとも混乱した状況で、いきなりテープが終了。
よくわからないまま、慌てて車に乗り込み、帰途に着く一同。
何とか無事帰還し、安堵をかみしめつつ、待機組の上田、松田、山脇をまじえて、さっそく検証にとりかかる。



[検証]
永:やあね、ちょっと(写真を)見てみようかね。
石:僕ら(霊を)見ましたからね、実際。
諏:実際いたね。
上:マジですか?
酒:ああ(笑)。肉眼で? 
永:見た。霊を見た。
上:ちょっと、早く見せてくださいよ。
永:えーじゃあ、ちょっと見てみよっか。
永:これ、深泥池の記念撮影なんやけど、
石:これ、これ、これ諏訪さん(笑)。ヨン様みたいなってる。
全員:あー(笑)。
酒:ぺ・ヨンジュンの。
松:高貴な人になってる。
永:ハンディカム持って。
全員:(笑)。
石:ハンディカム持って。
西:たたずまいも。
酒:なんですか、ヨン様の霊ですか。
諏:フラボノガムを持って。
上:ほほえみをたたえて。
酒:ヨン様いますねー。
永:生霊ですか? 
上:まあね、韓流の。
石:どんなムーブメントなのそれ(笑)。
永:なんでこんな優しい顔になれるの? この険しい場所で。
全員:(笑)。
本:ちょっとこれー。
永:こんな険しい場所でねー。
上:やさしい顔してるなー。
石:そっくりですねえ。
諏:いや、今までそっくりとは思ったことなかったけどねえ。
上:ヨン様いたなあ。
本:(笑)。
永:丸みを帯びた。
諏:メガネも、これやっすいメガネやねんけど、なんかいいメガネに見えるねえ。
松:流行りのメガネにみえる。
石:ペ・ヨンジュンそっくりなんですねえ(笑)。
上:これ関係ないですねえ。
永:(笑)これ関係ないねえ、うん、関係ないんだけど。

永:これ。これねー。
諏:うわっ。酒井が。酒井が犬に。
上:下級霊が。
石:ここはね、怖かった。ここは、行けないんよ、奥が池になってて。
諏:(突然叫んで)うわあ! 馬の霊や! 
永:どのこと? このこと? 
諏:これ、馬じゃない? 
酒:ああ、馬が草食ってる? 
松:え? 
本:ちっちゃい馬が、立ってる? 
諏:うん。
永:あー、馬ね。ポロラルフローレンの。
石:ああ(笑)
永:(人が)乗ってないバージョン。
上:スーホの白い馬。
永:(笑)。馬ね。
上:馬頭琴。
諏:馬が、ここで昔死んだんじゃない? 泥で。   
松:泥にまみれて。
酒:出たい出たいと。
上:馬の霊。「馬の足」って妖怪いますからね。 
永:そうなんだ(笑)。
松:あの、石田さんの足が変なんですけど、これは。
ポロのマーク
妖怪「馬の足」
上:おお。
石:いや、これは、ニューバランスのマークが、光ってるだけ。
松:えー、そうなんや(落胆)。
永:そうそう。
松:(納得いかない様子で)これが? 
石:ニューバランスの、Nが光ってる。
上:今回、心霊いないんですか。
永:え(笑)? ま、とりあえずオーブは。
諏:撮ってきたよ、撮ってきたよ。

永:これは、ここに、小人が腰かけてない? 
上:どれですか?
  

上:(笑)あー。
松:足が、足がぶらーってなってる。
石:おー。
永:これ、コロボックルがいるねえ。
石:ちょこんと。妖精が。
永:ここは、わりと平和なとこみたいだねえ(笑)。
上:妖精のなわばりですからねえ。森の。木霊の。
酒:小人はっきり写ってますねえ。
永:はっきりと、これねえ、もう肉体よね、体持ってるよね。霊体というよりも。
上:霊というか、精霊ですね。


石:これねえ、車の中から病院を撮ったんだけど、
諏:うわ、なにこの黒いの。
松:え、なんかカーテンから? 覗いてるの? 
永:これじゃない? 漫☆画太郎が描いてるような。
諏:うわ、顔いる!
上:あーほんまや。いますね。
西:わ、わ、わ(興奮)。
松:これはー。
石:わー。
酒:覗いてる。
永:実際いるかのようにカーテンがちょっと。
西:見てる感じですかね。
山:わりと目が大きい。
永:邪悪だなあー。
本:こっちみて立ってるんですかね。
諏:立ってるんや。
酒:やばいですねえ。
本:やばい。
永:この病院、やばいなあ。 

諏:これオーブや。
永:これね、フクちゃんみたいな顔してない? 
諏:フクちゃん! 
上:あ、斜め上向きの、フクちゃん。
永:戦後の漫画の顔してない? これ。
上:毎週火曜日の。
永:オーブと思ったらさあ。耳もちょこんとして。

永:これ、自転車のとこなんやけど。
諏:石田さん、とり憑かれてないですか? 
松:えー。
全員:あー。
酒:やばい! 目が。
諏:目が出てる。
永:右に行きたがってるねえ。呼ばれてるよねえ、一人だけ。
山:口が、釣りみたいになってる。
本:唇がひっぱられてる。
上:ヒロト的な。
永:ヒロト的なねえ(笑)、シャウトだねえ。
全員:(笑)。
永:かなり咆えてるよねえ。
上:咆哮。

全員:うわー! いるいるいる! 
永:これ、事故の多いヘアピンのとこ。
石:木にいますねえ。
諏:少女?
上:少女が、右下見てる。
松:え、でもなんかお水関係の女のひとにも。
山:わりと面長な。
松:ねえ。面長な。
上:紅もさしてる? 
酒:手がなんか。こう。これ、手じゃないですか、手。
諏:わー、ほんまや! 水商売の女みたいやな!
石:これあれなんじゃない? 木の中から出られない、みたいなことなんじゃない? 
西:は! 
上:木の中にはいって出られなくて、こう両手でねえ。
諏:囚人の。
酒:(興奮して)パントマイムみたいなことだ!
全員:……。
永:……パントマイム?(笑)。
酒:よくある。
諏:パントマイム? 
酒:だからね、わかりやすくしようとしてんです、たとえ。
上:(笑)。
石:たとえたん? 
酒:いや、たとえてないけど。
石:パントマイム? 幽霊がパントマイムしたの? 
酒:パントマイムみたいな、動きを。
諏:演劇好っきゃなー。
酒:まあまあ。
上:でもねえ、これ完全に宿ってますよねえ。
諏:そりゃ宿るやろ。
酒:ここで事故ったら、この木に吸い込まれる。
諏:なるほどなー。魂が吸い込まれて、カーブから出してくれーみたいな。
永:吸い込まれるんだ。
酒:で、もう自縛霊みたいな。

全員:うわー! 
諏:死ぬー! 
永:これはー! このオーブは。
西:気持ち悪。
石:もう、きりがないですねえ。
永:もう、どこ見てもいるからね。
諏:何か、楽しそうよねえ。
永:(笑)あー、たわむれて。
上:うらやましいですよねえ。
諏:入りたいよねえ。
酒:ここに?


そんな感じで、あちらの世界への憧れすら覚えつつ、第2回ツアーが終了。
この世とあの世は地続きだみたいなことを丹波さんがおっしゃってましたが、まさに
その通りだなあと感じているヨーロッパ企画です。
素敵な世界へといざなってくれる、ワゴンはさしづめ僕らのネコバスといったところでしょうか!

今回キャプチャーした霊たち