
| SFにゲームにと、理系デジタル世代劇団の名を欲しいままにしてきたヨーロッパ企画ですが、ふと初心に帰って周りを見渡すと、古都・京都に住んでいました。心霊スポットのメッカじゃん! というわけで、この企画は、オカルトを積極的に肯定していくスタンスで、京都の心霊スポットに足を運び、怖がったりして霊の出そうな感じを高めつつ、ついにはデジカメで霊を捕らえてしまおうという、エポックメイキングな心霊ツアードキュメントです。 |
| 京都の北東に位置する、これまた有名な心霊スポット「深泥池」。山道の脇にしっとりとたたずむその池は、まさにキャプチャーにうってつけの、何やら起こりそうなトワイライトゾーン。今回は、高校のころ通学路として利用していたという酒井君のナビゲートで、この池の周辺をぐるりと回ってみることに。 |

| 【参加メンバー】 | |||||||
永野 |
諏訪 |
酒井 |
石田 |
西村 |
本多 |
丹原(造形スタッフ) |
吉永(制作スタッフ) |
■山道
永:えー、第2回ですけれども。……イェーイ。 |
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諏:イェーイ! |
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酒:タクシーで、女の人を乗せて、その女の人がいつのまにか消えてシートが濡れてる っていう有名なエピソードあるじゃないですか。 全員:……。 酒:あれ? 永:(笑)ピンときてないよ。 諏:何それ。有名な、って。 酒:(笑)いや、あるじゃないですか。それの、発祥の地。 全員:ふーん。 酒:もうすぐ近く。 永:これね、実は1966年の話なんですよ、調べたら。しかも10月。まさに今頃の。 諏:おおー。 西:こわい。 永:なんでも、この深泥池の近くの病院で死んだ人が、京大の付属病院に運ばれて…… 死体の解剖にね。 石:えー。 永:で、付属病院の近くで乗せた女が「深泥池まで」と言って途中で消えたっていう。 酒:もうまさにこの辺で。
諏:あ! 見て、「グリル 喫茶 池」。
石:うわー! 気持ち悪い! こわい!
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| ■深泥池 西:えー、石田さん撮って下さい。私、今日もう嫌や。 永:今日はもう感じるものがある? 西:(笑)いや、もう、なんか嫌です。 永:嫌な感じ? 本:郵便配達やってた時にここ通ってたんですけど、昼間でもホント怖いんですよ。 諏:んふふ。 永:怖がり。 本:郵便物全然ないんですよ。 永:この辺は。
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諏:あ、病院がある! 石:あーやべー。 永:要するに、ここ患者の霊だと。 西:うわー。 諏:今日こそはキャプチャーするぞー! おー! 永:おー! 諏:これねえ、文字にしたらそんなに面白くないけど、 永:ふふふ。 諏 (笑)現場ではすごい面白いっていうのがね。 石:文字で伝わらない面白さがありますからね。 |
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丹:え、酒井は高校の時ここら辺を……オタクやったん? 酒:どんな状態ですか! 全員:(笑) 永:何でも死体をこの池に捨ててたっていう。 本:病院で死んだ人の? 酒:底に泥が溜まってるから浮かんでこない。 西:うわー怖い……。 諏:(西村さんを見て)こけしの幽霊かと思った。 西:(笑) 諏:(異変を感じて)ん!? なんかね、妙に池のほうに引っ張られるんよ! 永:これね……(笑)下り坂になってるって話もある。 石:(笑)わー! 引っ張られる! 引っ張られる!
永:意外とあんまり騒げないっていうね(笑)。 石:(笑)病院、近いですからね。 諏:近所迷惑だから。 永:戻ろっか。
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■たぬき坂
酒:(運転しながら)これね、たぬき坂。 永:たぬき坂? ホントに? 石:たぬき坂、怖くないね。酒井が考えたん? 酒:もともと、ここはたぬき坂!(笑) 永:ちゃんとコーディネートしてね。
永:あ、何あの階段? これ激写しないと。
諏:石田が怖いのにムリヤリ怖くない振りしてるのがバレバレです(笑)。
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全員:うわー。
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石:うわー! 怖い! 気持ち悪い! 永:何これ? 酒:分からん! 分からん! 永:木を掘ってんな。 酒:うわわわわ。バチ当たるこんなん。 永:ぶっ壊されてる。 酒:木の株があって……うわわ、何この構造。自然と一体化してるけど荒れ果ててる。ちょっと拝んどこう。 永:拝んどこう。 諏:ここは拝みましょう。 丹:ちょっとはしゃぎ過ぎました。 |
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永:(笑)坂だからじゃなくて?
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| ■きつね坂へ 石:たぬき坂、怖くなかったね。
永:首なしライダー?
諏:首があった。 |
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■きつね坂のヘアピン
永:これ、きつね坂? 酒:(普通に)きつね坂です。 石:(笑)きつね坂ですじゃないよ。
酒:あ、これヘアピン。 永:これが噂の。 諏:ゆっくりよ。 西:ゆっくり行って。 永:ゆっくりよ。事故が多発してるわけだから。 諏:ゆっくり行けよ! アホか! 酒:(特にペースを変えない) 全員:ゆっくり行けよー!(怒) 酒:ここが事故の多い…… |
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永:ここは……めちゃくちゃ多いやろ。
酒:工事してる! 永:事故が多過ぎて。 酒:ここが全部、墓場なんですよ。 永:ここが墓? 諏:隠してんなー。
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諏:いや、あのね。ストーリー上ね、普通帰るでしょ? けど、引き返してんの。
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■ヘアピンを歩く
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石:こわ。自転車や。何すか、この自転車。 諏:ここで降りてどこ行ったんや。 西:ホンマや。 石:(山のほうを見て)死にに行ったんでしょう。 諏:言っちゃうけど。 永:ちょっと、この自転車気がかりだね。
皆:!!
諏:あかん。気持ちが弱ってる。
諏:これ、やばくない? |
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| 永:何これ。でっけー。ナメクジ? 全員:うわあー! 諏:気色悪い! 丹:(タバコの箱と比べる) 永:もう、何でも怖いなあ! 西:パニックや。 諏:今、怖がっていいのか、おもしろいこと言ったらいいのか 非常にベクトルの難しい状況です。 永:それぐらい怖いということですよ。 吉:もう、嫌や嫌や。 諏:コラ(和尚)誰や。 永:どうする? いったん帰って…… 西:待って待って。 |
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永:あ、テープ終わるね。
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| 永:やあね、ちょっと(写真を)見てみようかね。 石:僕ら(霊を)見ましたからね、実際。 諏:実際いたね。 上:マジですか? 酒:ああ(笑)。肉眼で? 永:見た。霊を見た。 上:ちょっと、早く見せてくださいよ。 永:えーじゃあ、ちょっと見てみよっか。 |
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| 永:これ、深泥池の記念撮影なんやけど、 石:これ、これ、これ諏訪さん(笑)。ヨン様みたいなってる。 |
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| 全員:あー(笑)。 酒:ぺ・ヨンジュンの。 松:高貴な人になってる。 永:ハンディカム持って。 全員:(笑)。 石:ハンディカム持って。 西:たたずまいも。 酒:なんですか、ヨン様の霊ですか。 諏:フラボノガムを持って。 上:ほほえみをたたえて。 酒:ヨン様いますねー。 永:生霊ですか? 上:まあね、韓流の。 石:どんなムーブメントなのそれ(笑)。 永:なんでこんな優しい顔になれるの? この険しい場所で。 全員:(笑)。 本:ちょっとこれー。 永:こんな険しい場所でねー。 上:やさしい顔してるなー。 石:そっくりですねえ。 諏:いや、今までそっくりとは思ったことなかったけどねえ。 上:ヨン様いたなあ。 本:(笑)。 永:丸みを帯びた。 諏:メガネも、これやっすいメガネやねんけど、なんかいいメガネに見えるねえ。 松:流行りのメガネにみえる。 石:ペ・ヨンジュンそっくりなんですねえ(笑)。 上:これ関係ないですねえ。 永:(笑)これ関係ないねえ、うん、関係ないんだけど。 |
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| 永:これ。これねー。 諏:うわっ。酒井が。酒井が犬に。 上:下級霊が。 |
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| 石:ここはね、怖かった。ここは、行けないんよ、奥が池になってて。 諏:(突然叫んで)うわあ! 馬の霊や! 永:どのこと? このこと? |
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| 諏:これ、馬じゃない? 酒:ああ、馬が草食ってる? 松:え? 本:ちっちゃい馬が、立ってる? 諏:うん。 永:あー、馬ね。ポロラルフローレンの。 石:ああ(笑) 永:(人が)乗ってないバージョン。 上:スーホの白い馬。 永:(笑)。馬ね。 上:馬頭琴。 諏:馬が、ここで昔死んだんじゃない? 泥で。 松:泥にまみれて。 酒:出たい出たいと。 上:馬の霊。「馬の足」って妖怪いますからね。 永:そうなんだ(笑)。 松:あの、石田さんの足が変なんですけど、これは。 |
ポロのマーク |
妖怪「馬の足」 |
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| 上:おお。 石:いや、これは、ニューバランスのマークが、光ってるだけ。 松:えー、そうなんや(落胆)。 永:そうそう。 松:(納得いかない様子で)これが? 石:ニューバランスの、Nが光ってる。 上:今回、心霊いないんですか。 永:え(笑)? ま、とりあえずオーブは。 諏:撮ってきたよ、撮ってきたよ。 |
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| 永:これは、ここに、小人が腰かけてない? 上:どれですか? |
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上:(笑)あー。 |
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| 石:これねえ、車の中から病院を撮ったんだけど、 諏:うわ、なにこの黒いの。 松:え、なんかカーテンから? 覗いてるの? 永:これじゃない? 漫☆画太郎が描いてるような。 |
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| 諏:うわ、顔いる! 上:あーほんまや。いますね。 西:わ、わ、わ(興奮)。 松:これはー。 石:わー。 酒:覗いてる。 永:実際いるかのようにカーテンがちょっと。 西:見てる感じですかね。 山:わりと目が大きい。 永:邪悪だなあー。 本:こっちみて立ってるんですかね。 諏:立ってるんや。 酒:やばいですねえ。 本:やばい。 永:この病院、やばいなあ。 |
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| 諏:これオーブや。 永:これね、フクちゃんみたいな顔してない? 諏:フクちゃん! 上:あ、斜め上向きの、フクちゃん。 |
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| 永:戦後の漫画の顔してない? これ。 上:毎週火曜日の。 永:オーブと思ったらさあ。耳もちょこんとして。 |
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| 永:これ、自転車のとこなんやけど。 諏:石田さん、とり憑かれてないですか? 松:えー。 |
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| 全員:あー。 酒:やばい! 目が。 諏:目が出てる。 永:右に行きたがってるねえ。呼ばれてるよねえ、一人だけ。 山:口が、釣りみたいになってる。 本:唇がひっぱられてる。 上:ヒロト的な。 永:ヒロト的なねえ(笑)、シャウトだねえ。 全員:(笑)。 永:かなり咆えてるよねえ。 上:咆哮。 |
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| 全員:うわー! いるいるいる! 永:これ、事故の多いヘアピンのとこ。 石:木にいますねえ。 |
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| 諏:少女? 上:少女が、右下見てる。 松:え、でもなんかお水関係の女のひとにも。 山:わりと面長な。 松:ねえ。面長な。 上:紅もさしてる? 酒:手がなんか。こう。これ、手じゃないですか、手。 |
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| 諏:わー、ほんまや! 水商売の女みたいやな! 石:これあれなんじゃない? 木の中から出られない、みたいなことなんじゃない? 西:は! 上:木の中にはいって出られなくて、こう両手でねえ。 諏:囚人の。 酒:(興奮して)パントマイムみたいなことだ! 全員:……。 永:……パントマイム?(笑)。 酒:よくある。 諏:パントマイム? 酒:だからね、わかりやすくしようとしてんです、たとえ。 上:(笑)。 石:たとえたん? 酒:いや、たとえてないけど。 石:パントマイム? 幽霊がパントマイムしたの? 酒:パントマイムみたいな、動きを。 諏:演劇好っきゃなー。 酒:まあまあ。 上:でもねえ、これ完全に宿ってますよねえ。 諏:そりゃ宿るやろ。 酒:ここで事故ったら、この木に吸い込まれる。 諏:なるほどなー。魂が吸い込まれて、カーブから出してくれーみたいな。 永:吸い込まれるんだ。 酒:で、もう自縛霊みたいな。 |
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| 全員:うわー! 諏:死ぬー! 永:これはー! このオーブは。 西:気持ち悪。 石:もう、きりがないですねえ。 永:もう、どこ見てもいるからね。 諏:何か、楽しそうよねえ。 永:(笑)あー、たわむれて。 上:うらやましいですよねえ。 諏:入りたいよねえ。 酒:ここに? |
| そんな感じで、あちらの世界への憧れすら覚えつつ、第2回ツアーが終了。 この世とあの世は地続きだみたいなことを丹波さんがおっしゃってましたが、まさに その通りだなあと感じているヨーロッパ企画です。 素敵な世界へといざなってくれる、ワゴンはさしづめ僕らのネコバスといったところでしょうか! |
| 今回キャプチャーした霊たち |
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