[ヨーロッパスタジオ]


SFにゲームにと、理系デジタル世代劇団の名を欲しいままにしてきたヨーロッパ企画ですが、ふと初心に帰って周りを見渡すと、古都・京都に住んでいました。心霊スポットのメッカじゃん!

というわけで、この企画は、オカルトを積極的に肯定していくスタンスで、京都の心霊スポットに足を運び、怖がったりして霊の出そうな感じを高めつつ、ついにはデジカメで霊を捕らえてしまおうという、エポックメイキングな心霊ツアードキュメントです。


第2回ヨーロッパスタジオ祭り編@ 岡山公園

第一夜 清滝トンネル
   第二夜 深泥池  第三夜 宇治川ライン  第四夜 首塚  第五夜 円山公園


 第2回ヨーロッパスタジオ祭り編@ 船岡山公園

京都の心霊スポットはもう回りつくしたと休業していたゴーストキャプチャーズ、1年ぶりに始動。 今回は酒井の案内で京都北区、平安時代以来の霊場、舟岡山へ。 1年のブランクはキャプチャーに影響しないのか。少数精鋭での挑戦。

 


【参加メンバー】

石田

酒井

諏訪

永野

松田


行った日:2006年6月16日(金)


 

■車内

 

 

メンバーが揃うまで、車の中で談笑中

 
石:もう今日はおもしろいことしかいいません。おもしろいことと、幽霊を見つ けたときにしかしゃべらない。
永:あっそう、じゃあそれ以外はもう石田の言葉ではないと。
石:これ、全然車進まんけど、霊に止められてる?
永:あっもう、そんな。

 

なかなか諏訪が現れない

  

酒:あれ、諏訪さんがまだ。
永:ああ、そうだねえ。
石:来ないなあ。
松:おかしいですねえ。

 

後ろのシートに隠れていた諏訪が飛び出してくる。

諏:うわあー!!!
永:(かなり驚く)うわあ! ...... すげえ!
酒:(驚く)えっ !
石:さあ、行くぞ。
永:いやーこいつは幸先いいね。
石:永野さんがだまされただけですけどね。
諏:後ろの席に座らへんからわかってると思ってた。
松:うん、気付いてると思ってましたよね。
永:酒井をはめるやつやったん?
石:うん、僕らは、酒井をはめようとしてたんですけど、でも永野さんが驚きすぎて。
永:いやー全然気付かんかった。

 

いよいよ出発。今日の目的地はまだ酒井しか知らない。

永:これ、1年振りのゴーストキャプチャーズなんだよね。
石:ああもうそんなになりますか。
諏:もうなくなったと思ってたよ、京都に心霊スポットは。
松:ああもう行き尽くして。
石:僕もう全部倒したのかと思ってましたよ。
皆:いやいや。
諏:倒しはせんやろ。
石:ああ(気付く)。いや、つかまえたのかと思ってた。
諏:アメリカのやつやろ。
石:いやいや、もう大丈夫。
松:ハリウッドのやつですよね。
諏:俺らのライバルやろ。
石:いやいや、もう。
酒:ずっと言われてますね。
永:いや、だからもうないなっと思ってたのよ。モチベーションももうすっかり下がって。シカトしてたんよ。でもまあ、リクエストがあって、今回復活と言うことでね。
石:えっ、でも復活って言っても、もう心霊スポットないんじゃないの。
諏:いや、あるんじゃないの。
石:えっ(笑)
諏:もうない体(てい)で全員でコントするのしんどいから。
酒:ええと、じゃあ今日はですね、船岡山という千本北大路にある、
諏:俺の家の近所やん!
松:近所に心霊スポットが。
永:繁華街なのにね。
諏:キッチン大阪屋のある所やろ。
松:いや、ちょっとわかんないですけど。
諏:キッチン大阪屋めちゃくちゃうまいねん。
石:いや、もう知らないですけど。
諏:カニクリームコロッケがめちゃくちゃうまいねん。
永:もうじゃあ、そこもキャプチャーするよ。
松:店の前を通る感じで。

 

10 分ほどで船岡山に到着。


岡山公園

 

酒:ここが、船岡山なんですけど、ええとですね、ここで昭和59年に警官が射殺されるという事件があったんですよ。
皆:ええっ!
永:警官が?
諏:霊によって?
酒:いや、霊じゃないですよ。
松:殺人事件にならないじゃないですか。
酒:平安時代からそういう場所とされてたんですよ。
石:平安時代から警官が!?
諏:平安時代にピストルあったんや。
酒:いや、警官じゃなくて、霊的な場所としてね。
松:ああ、脈々とね。
酒:平安京を建てた時の、風水で北の結界の端にあたる所で、まあ無法地帯というか。
松:あっじゃあ、結界が弱い。
酒:霊的なエネルギーが強いみたいなんですよ。応仁の乱の時にもそこでかなりの数死んでるらしいです。
皆:おおー。

永:じゃあ警官の霊を今日はキャプチャーしに行くっていうことかな。
酒:そうですね、やっぱ警官の霊が今日一番の目玉かと。
石:その警官の射殺事件の犯人は捕まったの?
酒:あっはい、捕まってます。
諏:あれ、そうなん?じゃあ霊おらんのちゃう。
石:じゃあ、成仏してるんじゃない?
松:思い残すことなくね。
酒:いや、でも鎧武者の霊が出るという噂もあるんで。
永:ああ、応仁の乱もかかってくるんだ。
諏:えっなに、どっちが出んの?
石:警官の霊はもう成仏してるよね。
松:解決した事件ですからね。
諏:えっ、その警官の霊と鎧武者の霊はどっちが恐いの?
酒:えっ、それはその時にならないと。霊に出会った人の感情次第でしょう。

石:ああっ!隣に昔の酒井の車の霊が!(駐車場に酒井君が大学一年生の時所有していて、事故に遭い廃車になった車と同じ車種の車が停まっている)
皆:うわっ!
諏:廃車になったやつや。
永:これ、キャプチャーして。
松:うわ、そっくりや。

 

 

一同酒井君の案内で船岡山の公園に入る


石:普通の公園ですね。
永:うわっ、不良。
(一同声をひそめる)
松:霊より不良の方が恐い。
永:今回人数も大幅に減らして、ストイックメンバーでね。で、今回からこれですよ。

 

永野、ゴーストレーダーを取り出す

皆:おお!
永:幽霊探知機という。
松:とうとう科学技術が!
永:そう、これを導入して。
石:あーこれ、あれでしょ。元カノがグラビアアイドルをしているという大歳くんが買ったというゴーストレーダーでしょ。
諏:こういうモードにして、こう指をそえて、平行にしていくと、霊がでた時に反応して変化がでると。
松:変化ってどうなるんですか?
諏:こうねえ、パターンが、模様が変わるの。
永:そう、これが変わった瞬間に、
松:もう霊がいるって思えばいいんですね。
石:本気じゃないですか、じゃあ。
永:だからそうなんよ。
松:もうじゃあ闇雲に怯えなくていいじゃないですか。
永:そうです。もうねえ、いままでちょっとピクニックみたいになってきてたから。
石:そうそう、人数多すぎて、霊が逃げてた。

 

 

諏訪が茂みの下にレーダーをあてたりしている


酒:諏訪さん、さすがにそれは。
石:ツチノコ探してるんじゃないんですから。
諏:意外と人多いねえ。
松:いまのとこ何もないですねえ。
酒:いや、でもね、信長の怒りを治めたという社があるらしいんですよ。
永:(うんざり)もう、そういうのコピペしたらいいじゃない。
石:武将出せばいいと思ってるだろ、お前。応仁の乱だの信長だの。
酒:だって書いてあったんやもん。
松:ああ、あれですか?
永:ああ、あれだ。あそこに信長の怒りが。
石:(低い声で)「お前だれや。」
酒:ああ、信長ですね。
石:(低い声で)「おい、誰や。」
酒:低い方の声ですね。
諏:もう設定忘れたわ。
酒:いや確か和尚ですよね。

諏:あれ?
松:何かありました?
諏:いや、何やろーこれと思って。

 

社への道中に、地面から石堂のてっぺんのようなものがでているのを発見。



酒:灯籠の上の部分のような。
永:幽霊探知機は反応してないね。
石:うわっ、これ絶対やばいよ!
永:スライムみたいやな。
石:これは何なんですかね?これは何なんですか、永野さん?
永:これ、は、日本武道館のさきっちょやな。
松:ああ、大きなタマネギの上ですね。
石:さすが昨日ダイナマイト関西を見に行っただけありますね。
永:これは、ちょっと不可解やなー。



建勲神社と頂上付近

 

 

歩を進める一同。目の前に社を囲む赤い柵が。


松:赤い柵はちょっとやばいですねー。
永:うわっ、ずっとあるじゃん!
松:レーダーは無反応ですね。
諏:(神社を指して)これ、やばいんじゃないの?建勲神社。
酒:ここが、多分やばいんじゃないかと。
永:ああ、目星をつけていると。
諏:うわ、ここびしょびしょやん!
石:まっちゃん(松田)ビーサンやから、最悪やろ、それ。
松:最悪なんですよ。
石:僕、そう思って履き替えてきたもん。
松:そういう気持ちもあったんですけど、事務所でほかの女子に靴貸してもらおうとしたら、全員ビーサンやって。

 

建勲神社をさらに上って、見晴らしのいい場所に到着。

諏:ここちゃう?
酒:さっきからそう踏んでるんですけど。
永:じゃあ、ここで警官が、
松:でもちょっと、夜景がきれいっていう、
石:夜景きれいよね。
松:多分デートスポットとして機能してそうな。
酒:ここはね、まあ京都を一望できる、いい所ですよ。
石:デートスポットじゃん。ここ、酒井君のデートスポットやん。

 

 

その時、石のモニュメントのような物を発見する一同。


松:これが、結界のあれでは?
諏:わっ、これが結界のやつや!
永:なんかちゃんとドラマが起こっていってる、今日は。
諏:えっ、この上に乗ったら死ぬって書いてある!
皆:(笑)
松:えっ、これ、三角点て、
諏:えっ、ここ山頂!
石:わっ、ここ、僕の誕生日ですよ。
皆:へっ?

 

定礎のプレートに6月3日と記されているのを発見。


石:この船岡山を調べた日は僕の誕生日。なんか、僕、前世は船岡山だったのかも。
諏:いや、測量師やろ。
酒:これ、測量した日ですからね。
諏:ここに、山頂にレーダーをあてました。
酒:無反応ですね。
永:こいつう。
松:ただの三角点ですね。

諏:あの建物みたいなのは、なんなん?
酒:あれは、トイレですね。
松:トイレにしては不気味な。

 

近づく一同。

諏:うわあっ、こわっ!
松:これ、トイレじゃないじゃないですか!
酒:あれっ、トイレじゃなくなってる。
永:うわわ、とりあえずキャプチャしよう!
石:こんなん恐すぎる。
松:建物の質感が恐すぎる。
石:これ、丹原さんいたら、多分この塔上ってますね。なんでこんな形なんだろう。
酒:これはね、昔からの謎ですね。
永:よし、もう次行こう。これはぱこぱこ行った方がいい。
松:ぱこぱこ?

 

頂上から降りて行く真っ暗な山道を発見。諏訪を先頭に降りてみることに。

松:うわわ、めっちゃ恐い。
諏:わっ!
永:これはやばいって、いま全員が感じたね。
諏:一向に(レーダーが)反応せえへん。もう疲れて来た手が。てか、蜘蛛の巣がはってる。
永:って言うことは、人が誰も足を踏み入れてないっていうことかな。
松:じゃあ地元の人が、ここは危ないって思ってるってことですね。
諏:ていうか、俺が、皆の蜘蛛の巣よけになってるよ。
石:僕は、もう一切ひっかかってないですよ。
松:もうクリアですよ、視界が。
諏:分かれ道や。
石:じゃあ、酒井こっち。
酒:えっ!てかこれ道ちゃうやん。
石:関西弁で酒井君がつっこんでますね。恐さから。

 

諏訪が何かに気づく。

諏:(道が大きくカーブしている)これやばいよ。
松:うわっ、これはいけない。
皆:うわー
永:さっき下がったらと思ったら
石:いま上がってますよね。
永:ここは、まさか、
諏:同じ場所やー!

 

降りた山道が30メートルほどの間に上りの道になり、もとの山頂に戻ってしまった

永:俺たちは何を、
松:踊らされましたね。
石:最悪や。
諏:あー、びっくりした。降りた階段がだんだん上りになっていく感じがもう。
酒:ずっと左手に同じ岩があるから、
諏:左回りやからおかしいなと思って、

酒:この奥にまだ道があるんで。
諏:酒井君、ずっと夜景がきれいなんやけど。

 

四つの石の像のようなものを発見

永:うわっ、でた!これは踏み込んでいいんかな。
石:四人。
松:ちょうど。
永:四。ここで、一人減るな。
松:脱落者が。
石:これ、石の前に立ちましょうよ。
松:一人一石で。
酒:これは僕が死ぬパターンなんじゃないですか。(写真を撮っている)
諏:てか、絶対死なへんやろ。
酒:そんなん言ったら(笑)

諏:あのー、ちょっとカップルがいるんで。
石:いいムードなんで。
松:どこですか?ちょっと邪魔してはいけないやつですか?
酒:とりあえず、もう一つ階段があるんでそっちに行きましょう。僕が小さいとき遊んでいたけもの道なんですけど。
永:こどもの頃のって、
諏:えっ、合戦の場所は?
石:乱は?
永:うん、そっちにからめて。幼い頃のことに、からめなくていいから。
酒:えっ、合戦は、もう京都中ですよ。
諏:お前、なんかくわしいと思ったら、なんや、こどもの頃の遊び場か。
松:ホームだったんですね。
石:お前そんなんばっかやな。
諏:公私混同やろ
松:京都っ子としての、あれですかね。

諏:もう、レーダーの反応がないと、恐くない。
松:警官の霊じゃなくてもいそうですけどねえ。

 

階段を降りていくと、少し開けた場所に出た。

酒:あのー、多分、警官の場所、ここやと思うんですよ。
石:なんか血なまぐさいにおいがしませんか。
永:そうやなー、火薬のにおいやな。
石:ピストル撃った後のにおいってことですか?
酒:ああ、まだ硝煙のにおいが。
石:この辺じゃあ写真撮っておこうよ。
永:まあ、最もここが薄気味悪いっちゃあ悪い。
松:言われたせいかもしれないですけど。

 

一同駐車場に戻るため、来た道を戻ることに。
また赤い柵の所に。

石:血の柵。
酒:ここが、信長の、あれですね。
諏:(石碑を見て)うわっ、あるある。

 

 

諏訪が社にある石碑にどんどん向かっていく


永:今日は諏訪さん、行きますねー。
松:なんだ、階段あるじゃないですか。
諏:うん、階段があるから。
永:なんだ。


 

石碑になにか黒い模様のようなものがついている


永:わっ、これもう、字になる前やな。
松:化石みたいな。
諏:えっ、これ、手の跡ちゃう?
松:おのれー!みたいな?
諏:警官の。
松:ここまで這ってきて。
永:殉職した場所か。
諏:まあでも、確かに何か建てるやろな。

石:この柵は越えないんですか、我々ゴーストキャプチャ−ズは?
永:わっ、柵に有刺鉄線が。もう結界がここまでやってことや。
酒:封じ込められていると。
諏:じゃあ、この柵の向こうにレーダーだけいれると、
酒:あー反応しないですね。
諏:もう、反応しろやー(レーダーを振る)
松:いや、振ってもダメですよ
永:ちょっとポイけど。
石:この中には入らないの、酒井は?
酒:いや、じゃあ、入りましょうか。

 

 

酒井だけ有刺鉄線を飛び越えて柵の中へ。

永:どう?
酒:いやちょっと、足場が悪くってふわふわしてますね。
諏:酒井、レーダー持つ?
酒:はい、でも、これ反応したら、僕めちゃくちゃ嫌じゃないですか。
石:なんかないの?もっと奥行って。
酒:何もないですねー。
諏:レーダーは反応しないの?
酒:しないですねー。
諏:なんや、お前。もう帰ってこい!
石:もう、死ね!はよ、帰ってこいよ。

 

などなど、なにも発見できず。

永:もう今日はこれぐらいでいいやろ
諏:レーダー反応せず。
松:二千円ぐらいやったってホントですか?
永:いや、二千五百円。


トイレ

  諏:あっ、トイレや、トイレ恐いやろ、撮ろうや。
松:学校の怪談的な
諏:鏡を写真に撮ろうや。
永:おっ、そんなことして大丈夫なの。

   
  帰り道に見つけた野外劇場や、車に乗っての帰り道で見た不審な家などにレーダーを向けてみるも、一切反応せず。

諏:俺ら霊感なさすぎるねん。だから霊感ある人にヨーロッパ企画入ってもらおうや。
永:あっもう募集しましょうか。ゴーストキャプチャーズメンバーで。


ひさびさのキャプチャーズでしたが、酒井の幼少期の遊び場をじっくり案内されただけの恐れを抱きつつ、一同事務所への道を急ぐ結果に。検証は6月21日、スタジオ祭り内の企画、リアルタイムゴーストキャプチャーズで!!!



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