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ジョージ:はいよっ。
2人:ありがとうございまーす。
本多:いただきます!
ムロ:いただきまーす。
軽くグラスをあわせ、2人飲む
ジョージ:はい。
ライムや塩が、カウンターに出される
本多:あ、ありがとうございまーす。
ムロ:これはちょっと、入れたりする。
本多:入れるんだ。ライムを。
ムロ:ライムをちょっと入れたり。噛んだりしますよ。
本多:(ライムを噛んで)ん〜!
ムロ:噛んだりしちゃうんだよ。
本多:テキーラ。うん。

本多:じゃあちょっと、「muro式.1「幾」−キ−」の話を。muro式は、僕と、永野さんと、3人で。ムロさんがまず、声かけてくれて。
ムロ:かけさせていただきました。でもそれはホントに、前回の舞台で共演したときの、やきとり屋さんでの話がそれですよ。
本多:はぁ。何しゃべってましたっけ?
ムロ:ほら、そろそろ一回、舞台をいっしょに……。あの時いっしょにやってるけど、からみもなくってさ。
本多:うん。
ムロ:それはそれで、やっぱり。だれかが書いてくれて、演出してくれる作品のなかで、どう役者として動くか、じゃない? あのときの勝負というか、やりがいというか。
本多:ままま、そうですね。
ムロ:ね。「じゃなくて、自分たちでちゃんと責任をとる舞台やりたいね」っていうはなしを確か、したと思うんだ。
本多:ああー。した!
ムロ:俺もそろそろ、あのー、自分でプロデュースじゃないけど、「作家さんも、演出家さんも、自分でいろいろ探しておねがいして」とかを考えてる時期だったから。
本多:はあはあはあ。
ムロ:「自分で企画もしてみたいな」ていう。で、そん時にいっしょにやる人は……こう、はずかしいこと言葉でいうと「モチベーション」ていうの?
本多:なんで、はずかしい言葉を(笑)。
ムロ:「モチベーション」てはずかしい言葉じゃない(笑)? 「おなじモチベーション」って、そうそう、やっぱりね。むずかしいと思うのよ。
本多:そういう人に出会うのが。
ムロ:そう。その、「モチベーション」。……「モチュベーショーン」(いい発音で)
本多:(笑)
ムロ:の、ちがいのケンカっていうのは、もう……。ゴールがないんですよ。プラスにならないと思ってるの、俺は。
本多:なに、モチベーションって分かりやすくいうと?
ムロ:ま、「こうしたい」「おもしろくしたい」「おもしろい舞台がやりたい」っていう、度合い。みんなそれは言うじゃん。あたりまえなんだよ、役者やってるんだからさ、みんなおなじ舞台やりたいんだけど。やりたいこの、度合いとかはさ。
本多:うん。
ムロ:でも、……なんていうのかなぁ、「へんなとこ、がんばりすぎちゃダメだよね」みたいなとか。ひく必要はないんだけど、なんか全力投球しすぎちゃうとさ……。なんかちょっと、思っちゃうのね。
本多:うんうん。
ムロ:舞台はどっかで、お客さんありきのところもあるし、「自分たちだけおもしろい」のもやっちゃいけないし、とかさ。ちゃんそういう「ものさし」があるていど……。
本多:あ、似たような「ものさし」を、もってるようなひとが。
ムロ:うん。で、さらに1回いっしょに舞台に立ったひとが、1回目はいいと思ったの。よけいなケンカだけは、したくなかったの。
本多:そっかそっかそっか。
ムロ:プロデュース公演って、ほかのひとたちの話を聞いてもそうだし、じぶんが経験したときも、へんなケンカがあるんだよねー。ケンカっていうかなんか。
本多:ぶつかり合い?
ムロ:ぶつかり合い。「ここはプラスないなー」っていうぶつかり合いがあるとかさ。あと、すり合わせる時間だけで、本番3日前くらいまでつかっちゃった、みたいな。
本多:はーはー。
ムロ:だから、「こうしたらこうするけど、なんかある?」みたいな、みのある稽古ができてないんですよ、プロデュース公演って、けっこう。

ムロ:あと、演出は3人でやるんだけど。いちおう責任は俺がもって、演出に俺の名前つけてるんだけど。
本多:うん。
ムロ:いちおう俺のこと信頼してくれてるじゃんか。最終的には。「ムロさんが言うんだったら、じゃあいいですよ」みたいなところがちょっと、ぜったい残ってるじゃない?
本多:(笑)いきなりちょっと、はずかしい話に。まあまあまあ、そうですねぇ。
ムロ:そう(笑)。それが、ま、「ちょっと年のぶんで、ていうのもあるのかな」と思うんだけど。それが伝わるから「ありがてえな」っておもって。
本多:うん。
ムロ:なんか、俺のどっかを「いい」と思ってくれてるな、っていうのが分かるから。とくに、舞台をやるときに。
本多:それはやっぱ、共演してるときに伝わる?
ムロ:ああ、そうそう。分かるっていうか。言葉じゃなくて、飲んでるときじゃなくて。舞台やって、いっしょにおなじ公演を1回やったときに分かって……。
本多:ふーん。それでまあ、誘って。
ムロ:そうですねぇ。『サマータイムマシン・ブルース』だけじゃ。
本多:分かんなかったですよね、たぶんねぇ。
ムロ:まだ遠慮しあってたと思うけど、いっしょの舞台で、「俺この作品について、こう思うんだけど」って話あえたっていう経験はたぶん、すごくデカいと思う。
本多:なるほどね。はぁーそっか。それで、どうなんですか? 実際。いままだ2回ですよね? 稽古やってみて。そのかんじは……?
ムロ:いやでも正直ね、わからない。いや、おたがい遠慮しあって、終わってしまう怖さは、あんまりないけど。
本多:うん。
ムロ:どうなんだろうな、やっぱり。この3人だけで舞台やるのは、はじめてなわけだから。やっぱり、いろんな落とし穴があるとおもうんだよ。
本多:うん。
ムロ:で、「仲がいいがばっかりに、なにか見おとしないか」とかはすごく、ウチ帰ってひとりで思うのよ。
本多:はぁー。
ムロ:「もっとほんとは、つめなきゃいけないとこ、つめてねぇんじゃないかな」とか。
本多:うんうん。そっか。ムロさんは、僕らがやってること以外に、舞台美術打ち合わせとかも。
ムロ:そう、やってるからね。それはもう、3人で相談しあえるとこは、しあいたいけど。
本多:うん。
ムロ:ま、構成のことはちょっと手伝ってもらったりはするけど。2人はできるかぎり、役者だけで楽しんでもらいたい。楽しんでもらわなきゃ、意味がないっていう。たとえば「ムロさんがやりたいってんだったら、手伝います」のスタンスは嫌だから。
本多:なるほどなー。

本多:あのね、読みあわせを何回か、やってるわけじゃないですか。そんときにね、僕の印象としては、ムロさんんがそこまで、なんか「じぶんを出さない」というか……。
ムロ:うん。
本多:むっちゃ、なんか「ただ読んでみる」ていうかんじなんですよね。
ムロ:あ、それねー。……かなり、その教育をうけちゃってて。
本多:ほうほうほう。
ムロ:本読みで、じぶんを「出さない」んじゃなくて、じぶんを「出せない」んだよ。字を追ってるときに。
本多:出せないの?
ムロ:もう、「本読みは、棒読み」っていうなんか……教育? じゃなくて……、なんかそういう。信じちゃってるんだよね。
本多:ああー。
ムロ:立ったときは、もっとじぶんを出すとおもうんだけどね。
本多:ああー、そうやろな、と思って。
ムロ:本番のときはね。すごい出したいと思うし、遠慮なく。いま、出しようがないんだと思う。出せないんだと思う。
本多:出さなくていいと思うんですよ。永野さんとしゃべってて。なんかムロさんは、ただ読んでるっていう。で、僕らはなんかちょっと、ニュアンスつけたりして読んでて。
ムロ:ああー。
本多:なんか逆にちょっと、はずかしいなーていう(笑)。
ムロ:いや(笑)。ちがうのよねー。いやたぶん、そっちのほうが、いいのかもしれないけども。
本多:うん。
ムロ:わかんないんだよね。自分はたぶん、そうするしか。「字を追いかけるとそうなっちゃう」っていうか。クセっていうか。ほんとは、よくないことなのかもしれないし。
本多:ふーん。
ムロ:俺の考えかたは、ニュアンスをつけたり、意味合いをもたして、っていうのはいいと思うんだけど。相手のいいかたとか、距離感とかもわかんなくて勝手にきめちゃうと、そっから変えるのがむずかしくなっちゃうから……。
本多:ああー。
ムロ:なんにもない、できる限りニュートラルな、「ゼロ」っていう状態で、きほん「棒読み」でいいと思って。セリフの意味だけ。相手が言ってることと、自分の言うことの意味だけ頭にいれてて。あとで作っていければなぁと。
本多:なるほどなー。
ムロ:けど、それは正解なのか、どうかって言われたら、わからん。
本多:わからんけど、でもまあそれを。
ムロ:やっていくしかない。……。ウマ! これ!
本多:これウマい? この焼き豚ウマい?
ムロ:照り焼きウマい。
本多:照り焼きか。
ムロ:これ大好評。あとこれ、ピクルス。
本多:ピクルス。
あれこれ食べる2人

本多:……不安? じゃあ今はまだ。
ムロ:あ、「不安だけ」じゃなくて、「不安もある」っていうこと。打ち合わせしてさ、3人で話あえると、やっぱりなにかこう「ああそれいいね」って、ふつうに思える。
本多:うんうん。そうですね。
ムロ:広がるんだったら、広げてみよう、とかいうのもできるから。それは、俺にとっては、あたらしい経験だから。
本多:うん。
ムロ:いままですっと、フリーで役者やってるときは、やっぱり「だれかの作品でる」ていうかんじだから、そのひとの意見、頭のなかで、こころのなかで「どうやって遊ぶか」っていうことしか、考えてなかったのが。
本多:ああー。
ムロ:いまはほんとに、それ関係ないじゃない? 「どうやったら、じぶんが舞台立って楽しいか」だから。
本多:うん。……楽しめる、なんていうの? 要素っていう。やっぱそういうのがあって、楽しめるわけじゃないですか。
ムロ:うん。
本多:なんかこういう、条件ていうか。そういうなんは、どんな?
ムロ:なんだろうなー。なんだろう。
本多:分かるんですよ、それは。楽しいときと、楽しくないときっていうのは。楽しくないときがあるっていうのは、よくないと思うんですけど、たしかにあると思うんですよね。……なんなんすかね。
ムロ:なんなんだろうなー。
本多:いまんとこ僕は、稽古まだ2回ですけど、楽しいんですよね。
ムロ:あ、ホント?
本多:それは新鮮さもあるし、自分でこうやって、いっしょに打ち合わせやって、「脚本もいっぽん僕らでつくろう」っていうのもあるし。「自分らで決めていく」っていうそいういう楽しさもあるけど。
ムロ:いやぁ、「楽しい条件」はちょっと、むずかしいなぁ。なんだろうなぁ。
本多:まだ分かんないすよねぇ。
ムロ:でもだから、そのさっき言った「ものさし」があるとしたら、「ものさしで、おもしろポイントがこっからここまで」っていうのが、全部がいっしょなわけはないから、3人が共通のものを瞬間瞬間で出すから、楽しいなって思う。
本多:ああー。
ムロ:相手も、楽しいって思ってくれてたらねぇ。
本多:うん。
ムロ:どっかでさぁ、舞台に立って、まあそりゃ映像の作品でもそうだけどさぁ。役者としていったときに、演出のおもしろさに、ホンのおもしろさに合わせていかなきゃならない、お仕事ではあるでしょ?
本多:うん。
ムロ:ま、それもふつうに楽しまなきゃいけないんだけど。楽しんでナンボの世界だとは、おもうんだけど。そっからのも、楽しむっていうかさ。むずかしいな、言葉にするとさ。うまく言えなくてごめんなさい。
本多:いえー。
ムロ:たぶん、お酒がね。テキーラいってからだいぶ酔ってる。
本多:テキーラが(笑)。
ムロ:はやい。

本多:そのね、僕らはじめて会ったのが『サマータイムマシン・ブルース』っていう映画で、その第一印象ってどうやったんですか? 僕はね、ムロさんの、覚えてるんですよ、第一印象。
ムロ:俺、髪の毛、長くてなぁ。
本多:髪の毛、長かったですよねぜんぜん。いままで舞台やってたって言って。酒くさかってね。
ムロ:すんごい酒くさかったの! 朝まで飲んでたの。
本多:僕のそのときの印象は、「このひと、バイトがすごいできそうやな」っていう印象。
ムロ:はっはっはっはっ! でも、その第一印象はだいぶ合ってますよ。
本多:(笑)だいぶ合ってるんですか?
ムロ:自分で言うのも何だけど、バイトはほとんど「社員にならないか」とか……。
本多:へー。
ムロ:えーと、そう、「もう役者とかやめなさいよ」とか勧められるときに、そのバイト先を変える。ほんとにだから、バイトはできましたよ。
本多:(笑)なるほどじゃあ、僕「バイトできるひと」ていう印象は合ってたんですね?
ムロ:合ってました。あの、俺ほんとに今でも思うんだけど、「バイトはまじめにやるもの。仕事は遊んでやるもの」ていう。
本多:「仕事」っていうのはお芝居?
ムロ:えー、いや、たとえば俺がサラリーマンになっても、バイトはまじめにやるもの、仕事は遊んで……てか、楽しんでやるもの。
本多:あーなるほど。
ムロ:でもさ、ほとんどのひとは、逆だな、っていうのは。
本多:ええ?
ムロ:バイトは、ほら、ラクなほうがいいとか言うじゃん。
本多:ああ、言う言う。
ムロ:ねぇ。「時間を売ってるんだから」って。だけど、俺はなんか逆なんだよ。仕事ほど、一生やんなきゃならないんだから、楽しまないと、続かねぇんじゃないかと。
本多:そらまあそうですよねぇ。
ムロ:おもしろい要素がある仕事を選ぶし、ていうバイト論がある(笑)。


本多:けどね、バイト今やってないじゃないですか。僕も今バイトやってないすけど、バイトやってないときのほうが……これムロさんの話とは、相反するかもわかんないすけど。
ムロ:うんうん。
本多:バイトやってた、バイトの時間にすごい演劇のことを、かんがえる時間ていうのが……。
ムロ:!! いや、ほんとそれ思う! すっごいある!
本多:ある!
ムロ:バイトやってるちょっと空いたさぁ、仕事がなくなった1分か2分かとかさぁ。すっごい考える。「これじゃいけないな」とか「どうやったらこっから、この立場として、お仕事がもらえるような役者になるのかな」とか。
本多:ああー。
ムロ:「いい芝居ってなんなのかな」とか。やっぱ、かんがえるのよ! 今のほうが、なんにもない時間に、それこそまあ街歩いてるなら、ふつうに街歩いてるわけじゃない?
本多:うん。
ムロ:ふつうに雑誌も読んでるじゃない? ふつうにテレビ見ながら、なんにも芝居のことかんがえてない時間が多いから。ま、それはね、自分の心がまえがよくないのかなと思うんだけどね。
本多:(笑)
ムロ:俺さ、ほんとにバイトしてるときに、最低限の「これは果たさないといけない」ていう目標があって。
本多:うん。
ムロ:「バイトをしない生活」っていう。役者だけで。
本多:はーはーはー! あーそれはありますよね!
ムロ:それがいま叶ってるのに、もしかしたら前のほうがお芝居にたいして、いっぱい考えたりする時間をつくってるんじゃねぇかなと。それはちょっと落ち込んだことが……。
本多:そうそうそう! そうなんですよ。だから僕、最近、朝走ろうと思って。とりあえず目ぇ覚まして。それから、その時間を有効につかおうと思って。
ムロ:そう! 俺も、まあちょっと運動してるけど、そういうときに考えるようにしてるんだけど。「考えるようにする」っていう。あのときは無意識に考えてたっていうか。
本多:考えざるを得ない。
ムロ:そうそうそう。ほんとに、「バイトしなきゃいけねぇんじゃねぇかな」って思うときあるもん。
本多:あるある。それは。そういう考え的にもそやし、金銭的にも(笑)。
ムロ:金銭的にも(笑)。でもでも、muro式をちゃんとやるってなると、バイトする時間もぜんぶ使って、ビデオ1本みるとか、芝居みるとかで。
本多:バイトの時間もつかって、寝てちゃダメですもんねー。
ムロ:そうそうそうそう。ただ、俺はそうやって朝までお酒飲んで、ゴォーっていうすごい、最低な睡眠時間とることもあるけどね(笑)。
本多:(笑)
ムロ:それはそんとき、すごい反省するけど、また次の日くらいにお酒飲んでるからね。よくなーい。
本多:よくナーイ。
ムロ:よくないけどそれは多分、なおらないからね。……がんばろう!
本多:(笑)
ムロ:あとねぇ。やっぱお芝居好きだからしょうがないよね。

本多:僕の第一印象はどんなやったですか?
ムロ:あのね、そんとき永野と本ちゃんずっといっしょにいたから。で、俺ね、その前に舞台で見てるんですよ。
本多:え。『ムーミン』?
ムロ:『ムーミン』見てます。『ムーミン』見てるから、芝居のイメージがあるから……。どんなイメージだろうなぁ。2人とも、遠慮がちな感じだったよね。
本多:はぁはぁ。
ムロ:「いやいや!」っていう感じだった。俺が一生懸命はなしかけても。酒くさい俺が(笑)。
本多:僕らもちょっと、ニンニクくさかったっていう負い目があったから。だから、「いやいや!」もあった、ていう。
ムロ:俺も、だから話かけてごめんねって言ったのを記憶してる。「ごめんね、ほんとにやなやつじゃないから」「慣れるから、それまでガマンして」って言った記憶がある。
本多:ああー。
ムロ:最初さ、「ウザい」って嫌われるタイプだから。嫌われたら最後だから。
本多:(笑)嫌われるのを、先延ばしにするっていう。
ムロ:そうそうそうそう。だから、「もう少しガマンしてくれ、ほんとにやなやつじゃないんだ」っていう。ずっと言ってた記憶がある。印象としては、だからそうそう、「遠慮しいな京都モンが来たなあ」と。
本多:はぁーそっか。ふぅーん。それがいまや。
ムロ:いまや。もっとも密な、初舞台を。……あ、第一印象おもいだした。
本多:なに?
ムロ:印象はそれまでは作れなかったけどさ、それまでは。自分のお酒のにおいを隠すのに必死で。だけどさ、合宿のとき、劇団みんなで来たときに、2人に、「劇団いいな」っていうふうに思ってたの。
本多:ああー。
ムロ:このひとたちは、お芝居する仲間がいるんだーと思って。
本多:そっか、はじめ僕とかムロさんとか永野さんとか、映画のひとらだけで行ってて、途中でね、ヨーロッパのメンバーが全員、ワークショップをしに行ったんですよね。
ムロ:そうそう。うらやましかった。で、そのあとだよね。香川(映画『サマータイムマシン・ブルース』ロケ地)入ってから、「チーム小劇場」として。
本多:あ、そういう経過があったんすか! 「チーム小劇場」て言ってましたよね、僕とムロさんと永野さんでね。よく、3人でムロさんの部屋でね。
ムロ:そうそう。
本多:撮影のあいまに。あ、まさにじゃあ、「muro式」は「チーム小劇場」!
ムロ:あのときに「やっぱり、カメラ前で委縮してしまう、遠慮してしまう。でもここで遠慮してしまったら、何がプラスがあるんだ」と。
本多:うん。
ムロ:「委縮してちょっとした成功よりも、無茶して失敗、のほうがまだ先につながるんじゃねえか」みたいな話をしたと思う。
本多:した! したわ!! そのときはなんか、焼酎を飲みながらしましたねー。はあー。そっかー。

本多:なるほどー。じゃあちょっとちょっと、3杯目飲みますか?
ムロ:3杯目飲みましょう!
本多:教えてください。
ムロ:じゃあどうする? テキーラどうだった?
本多:おいしかった。
ムロ:じゃあ、ちがうテキーラいく?(ジョージさんに)じゃあ、ちがうテキーラ。ちょっとショットはたぶん、まだはやいと思うから、ロックで。
本多:ムロさんが飲んでるのは、ショット?
ムロ:ショット。僕じゃあ、ロックにします。ちょっとね、まだ先があるんで。
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