[ヨーロッパスタジオ]>[本多、すべてのバーで]






本多:もうねぇ・・・酔っぱらってるわけですよね。やっぱ。人は、お酒を飲むと。
玉田:本多くん、すごい酔っぱらってると思う(笑)。
本多:でも、まだ大丈夫。その、昔の忘年会で聞いた、玉田くんの言葉があるから。玉田くんの前ではもう、失態は見せられへんっていうのは、あるからさ。
玉田:あのときは「フニャ子フニャ夫」みたいやったよね。なんかもう、フニャフニャやったよね。
本多:(笑)。フニャフニャやったんよ! で、ウワーとか言ってみんなに抱きついてたんよ。それで、中川さんに抱きついたときに、中川さんのジャケットのここがゴムやって、それが割れたんよ。次の日それを言われてさ。その場では、そういう「ノリ」やったから中川さんも言わんといてくれて、次の日に「割れたんよ」って言われて。・・・土下座したもんねぇ。
玉田:(笑)!
本多:ほんまに、だからそれ以来は。ある? そういうお酒の失敗って。
玉田:あるある、あるある。
本多:まじで。でもそれって相手が、お得意さんとかとさ・・・。
玉田:あっ、お得意さんとも、あるよ(笑)。石川県の金沢の代理店さんと飲みにいって、片町っていう飲み屋さん街があるんですけど。
本多:金沢に?
玉田:そう、金沢にね。もうその代理店さん、色んなお店知ってる人で、色んなところに連れていってくれるお客さんなんだけど。
玉田:「玉田さん、いいお店行きましょう」って言って連れていってくれたお店が、それこそ、バーだったんです。で、そこのバーテンの女の子が世界選手権に出るって言ってて。
本多:何の?
玉田:カクテルを作るやつの、世界選手権に。それが、来週くらいにあるんです、と。
本多:じゃあその人は、日本代表っていうこと?
玉田:あ、それは日本の大会だと思う。だから、予選か。日本で予選があって。
本多:え、ちょっと待って。世界選手権の、日本の予選?
玉田:そうだね(笑)。ごめん。世界選手権に向けた、日本の予選があったんですよ。で、「じゃあ、それに出すカクテルを出してください」ってその代理店さんが女の子に言わはって、そのカクテルを2つ、僕とその代理店さん用に出してくれてん。
本多:へえー。
玉田:で、それが僕けっこう酔っぱらって、そのお店に行ってて。
本多:ああ、何軒か目やったんや。
玉田:そうそう。5軒目くらいやったんよ。
本多:5軒も行くん!?
玉田:5軒くらい行ってたんよ。けっこう最後のほうやったんよ。
本多:(笑)そら、最後やろなぁ。
玉田:そしたら、そのカクテルがけっこうアルコールキツくてさ。で、僕酔っぱらっちゃってるから、自分の代理店さんやのに、しかも自分のお客さんの懇意にしてるバーやのに、「これね、僕けっこう酔っぱらってるのに、アルコールきついです!」みたいなことを言っちゃって。
本多:うわぁー!
玉田:最悪やろ?
本多:最悪やなぁ。それで、どうなんの? 空気、ピキーってなるやんなぁ。
玉田:ピキーってなって、代理店さんも「玉田さん、なんでそんなこと言うんですか」みたいになって・・・。
本多:まじで・・・。
玉田:そしたら「僕はねぇ、あなたのとこの・・・」。

(本多の携帯の、メール着信バイブが鳴る)

本多:あっ、ちょっとごめん・・・。あっ、酒井からや。
玉田:酒井、いらんタイミングやったよね、今。
本多:びっくりしたぁ。えっと・・・「シェリーは、スペイン南部のアンダルシアで作られるワイン。尾崎豊の楽曲「シェリー」はアルバム『回帰線』に収録」・・・なんやねん、これ!! ・・・ありがとう(笑)。
玉田:うっさいわ、おまえ(笑)。
本多:うっさい(笑)。それで? あっ、ちょっと乾杯しようか?
玉田:そうしよっか。
本多:乾杯・・・ちょっとこれ、写真をね、WEB用にね。
玉田:これ、後の3杯全部同じ絵よね。
本多:僕がどんどん、赤くなってるぐらいよね。そう、それで?
玉田:いや、そしたら「僕はね、玉田さんよりも、玉田さんとこの製品を売る自信がありますよ!」って言いだして。うわ、それやったら嬉しいなと思って(笑)。僕をライバル視してもうちの代理店さんやから。「いや・・・ありがとうございます!」みたいな感じで、笑い話にしてくれたからよかったんやけど。
本多:えっ、まじで。それ、笑い話にどうやってなったん?
玉田:いや、なんて言うか・・・。
本多:あ、そうか、後日談みたいな?
玉田:うん。まあ相手はうちの代理店さんやからさ、「玉田さんよりも売りますよ」っていうことは、うちの売り上げが伸びるから嬉しいですっていう。
本多:はあー、社会人ギャグ?
玉田:(笑)。
本多:くっそー。飲みこみ遅かった。
玉田:いやいや、ごめん、分かりにくかった。でも、そういういう話があって、お酒はほんとに気をつけないといけないなって。
本多:お酒はねぇ。
玉田:ほんと。お酒飲んで、飲み屋さんの前に出てる電光の看板みたいな、キャスターがついてるやつを、ガラガラッて押して帰ったりしたもん、家に。
本多:まじで(笑)! それ、治ってへんなぁ、拾いグセ。
玉田:あ、今じゃないよ、学生時代の話ね。
本多:ああ、学生時代。
玉田:あと、植木とか。お店の前とかに、3メーターくらいある、すごい大きな植木ってあるじゃん? それを持って「ひゃっひゃっひゃっひゃっ」て笑いながら持って帰った。
本多:「ひゃっひゃっひゃっひゃっ」って言うんや(笑)。
玉田:で、家で水をあげて。
本多:あっ、ちゃんと育てるんや(笑)。アフターケアも、すごいな!
玉田:いや植物やからね。
本多:そっか。ヒューマニストやからなぁ。
玉田:ほんとに、警察につかまってないのが、不思議。
本多:警察につかまったことはないん?
玉田:たまたまよね。ないんよねぇ。
本多:僕、石田くんのヘルメット借りてさ・・・石田くん、頭小さいんですけど、僕、鉢まわりめちゃくちゃ大きいんですよ。だから、借りたヘルメットが被れてなくて、上に乗っかってるだけになってて、警察に止められたことある。
玉田:(笑)!!
本多:あれは、やばかったよ。お互い気まずいよね。「仕方ないんです」と。「それは、見逃して欲しいところや」と。でも、「それで乗るのは、危ないよ」ってことやから、その気持ちも分かるし・・・。なんかこう、お互い腕をくんで・・・っていうことはあったねぇ。
玉田:それ、どう処理するの(笑)?
本多:どう処理したんやろ。「まあ、いいよ。次からはダメよ」みたいな感じで終わったと思うけど。
玉田:それ・・・怒られる要素ねぇ。生まれ持ったもんやもんねぇ。どうしようもないよね(笑)。
本多:だから僕、父親も頭大きいから、いつも父親のヘルメットを借りて行ってたんですけど、あるとき友達の家で酔っぱらって寝ちゃって。そしたら友達がヘルメットに、阪神のマークを書いたんですよ。
玉田:油性で?
本多:うん、油性のペンで書いて。で、その友達が後日、チャリに乗ってて横断歩道で止まって、信号を待ってるバイクの人を見たら、お寺の格好をしてバイク乗ってる人のヘルメットに、その阪神のマークがついてるって言って、すぐメールが来た。
玉田:(笑)!!
本多:「ごめん」っていう、メールが(笑)。「あれ、お父さんのやったんや」みたいな。それが、さっき言ってた「朝日新聞に勤めた友達」なんですけどね。
玉田:そうなんや(笑)。リンクしたよね、今。お父さん、怒らなかったん? 優しいね。
本多:怒らんかった。阪神ファンやったんよね。
玉田:(笑)!!
本多:「むしろ・・・」みたいな感じで乗ってたからね。
玉田:「やった。」みたいな感じでね。そんなことってあるんだね。
本多:で、まあそうやって辞めたわけやん? ヨーロッパ企画を。・・・みなさん、またもう1回、佳境に突入しますんで。
お客さん:(笑)。
本多:どうなん? 2003年に辞めてさ、それから『サマータイムマシン・ブルース』が映画になったりとか、そのあと色々状況が変わって。まあ、6年経ってるわけやけど、それってどういう感じの印象なん?
玉田:え、めちゃくちゃ嬉しいけどねぇ。まずは、そりゃ。
本多:むっちゃ・・・ピュアやなぁ。
玉田:ピュア(笑)。いや、だって逆に「くそー」とか思わんでしょう。
本多:ほんとに?
玉田:だって、一緒にやってきた人たちがさ、「いやぁ、いかんのだわー」って言ってたら、嫌じゃない。
本多:あぁー、嫌やな。でもさ、どういうイメージなん? 今って、玉田くんが一緒にお芝居やってたメンバーと、一緒にやってないメンバーがいるわけじゃん。
玉田:ああー。ほんとですよね。そうですよね。
本多:急に、敬語で(笑)。
玉田:いやさ、新しく入ってきた人って年上なんですよね。土佐さん、角田さんとかって、年上やん? 1個上?
本多:1個上か。
玉田:スタンバイズやから、永野さんと同年代。
本多:77年生まれ。玉田くん78年やもんね。僕、79年で。
玉田:パラドックスが起こるわけですよ。
本多:ああー。
玉田:「後輩やのに、年上」みたいな。
本多:僕もっと、起こった。
玉田:あっ、ほんま?
本多:だってさ、玉田くんは辞めてたわけじゃん? でも僕は、やってる時にオーディションをしたんですよ。『ムーミン』っていう、玉田くんが辞めたあとくらいの、公演のときに。で、何人か入ってきたと思ったら、土佐さん年上、角田さん年上、で。どう接していいか分からんよね。
玉田:あぁー。
本多:で、土佐さんは始め敬語やったんですけど。「本多さん」って呼ばれてて。
玉田:へえー! そうやったんや。
本多:うん。で、「やめてくださいよ」とか言ってたら、「本ちゃん」ってなってん(笑)。
玉田:対極や(笑)。
本多:でも僕は「土佐さん」って呼んでて。なんか角田さんには、始めから「本ちゃん」って呼ばれてたから、僕も「角ちゃん」って呼ぶ、そういう関係性やけど。難しいよね、そういうのって。
玉田:難しいよね。確かに途中からね。でも、すごくいい感じでね。
本多:・・・いいこと言うとき、声が小さくなるよね(笑)。
玉田:(笑)。いやもう、嬉しいですよ、むちゃくちゃ。新しい人が入ってきて、その人達と一緒にやってるのを見るのは、そりゃあ新鮮でまた嬉しいもんですよ。
本多:ああー。でも自分の役を、土佐さんがやってたりするわけやん。
玉田:あっ、そうやねぇ。
本多:それって、どうなん?
玉田:いや、すごいなと思うよ。なんかやっぱり、僕のやりかたとは全然違う方向性で表現するもんね。
本多:笑ったりするん?
玉田:笑うー! すげぇ、と思う。
本多:まじで! 映画の『サマータイムマシン・ブルース』で、玉田くんとおなじ役をやってたムロツヨシさんは、映画のあとに2005年の舞台版『サマー〜』を観にきて、「土佐さんの演技を見て、絶対笑わん!!」って思ったらしいよ。
玉田:「意地でも笑わん!!」って(笑)。
本多:そうそう(笑)。
玉田:いやぁ、笑いますよ。全然やりかたも違うし、「あ、そんな感じできたんや!」みたいな印象は、受けますよ。
本多:へえー。演劇をまたやりたいとか、そういうのはないん?
玉田:ないねえ・・・!
本多:ないんや!
玉田:っていうか出来ない。
本多:でもこの前、会社の展示会みたいなやつで、演劇やってたらしいやん。
玉田:プレゼン用の演劇ね(笑)。
本多:僕は見にいけへんかったんやけど、諏訪さんとかが見に行って。「東京の展示会で演劇やってるから」って見に行かはったから、感想聞いたら「玉田が、何言ってるか分からんかった」って(笑)!
玉田:言ってました(笑)!
本多:ほんまに?
玉田:諏訪さんが、言いすぎなの!
本多:寸劇をやったん?
玉田:そうそう。
本多:それは玉田くんが台本を書いたん?
玉田:僕も書いたし、上司の人も書いたし。一緒に。
本多:・・・で、何言ってるか分からんかったんや(笑)。
玉田:(笑)言ってたよ! ちゃんと分かってたよー。
本多:誰が?
玉田:おばちゃんとか。毎回すごい人だかりやったもん。
本多:「人だかり」と「分かってたかどうか」は、別もんやからさ(笑)。
玉田:笑ってたから(笑)。
本多:それは、「何言ってるか分からーん」っていう笑いかもしれんやん(笑)。
玉田:(笑)いやもう、すごかったということにしとこ。
本多:(笑)すごかったんや。
本多:でも、そういうのをやったら、「またお芝居やりたい」とかは・・・?
玉田:・・・お芝居って、大変でしょう?
本多:まあ、大変やなぁ。
玉田:平行してできるもんじゃない。でも、ヘんな話“自己を表現する”とかっていうのは、やっぱり今もすごい興味があって。
本多:それが、仕事で“表現”するっていうことなん?
玉田:仕事とは別の部分になるんだけど。演劇だったら、練習して試行錯誤して日の目をみてっていうところがあるじゃない?
本多:ある。
玉田:役者が練習して、スタッフワークでいろんなことが同時進行で動いてて。そのどこかの部分を、ヨーロッパとは違うところでやろうとはもちろん思わないし。なんか・・・そうそう、朗読とかに興味があった時期はあるけどね。
本多:え、え・・・いつ?
玉田:1年くらい前かな。
本多:え、ど、どこで?
玉田:なんか、区民センターみたいなとこに、そういう「朗読講座」に行こうかなぁ、って。
本多:うちの母親が、やってるんよ。
玉田:あっ、朗読やってはるんや?
本多:朗読、やってるのよ。
玉田:ちょっと、教えて。
本多:教えよっか? むっちゃヘタやで。聞かされるんやけどさ。
玉田:本多くんの歌くらい?
本多:うん、僕の歌くらいヘタやのに、僕にダメ出ししてくるんよ。芝居見に来て。
玉田:(笑)。
本多:「あそこは、違った」とか言われて。・・・これ、ただの悪口になったな。まあいいや(笑)。
玉田:まあでも、そういうなにかに興味はあるけどね。
本多:でもね、子供ができて、子供を育てるっていうのが・・・表現、というか、ものすごい・・・作品って言ったら違う言い方になるんやけど。だって子供って、ものすごい親の影響を受けて育つわけじゃん? 楽しい? やっぱ。
玉田:楽しい。
本多:どういうとき、楽しいん?
玉田:僕、出張が多いんですけどね、火曜日とか水曜日に名古屋の方に入って、ずっと向こうの方を回って、金曜日の晩に帰ってくるとかいう生活が、わりと多くて。そうすると、子供に会えないじゃないですか。
本多:会えないねぇ。
玉田:そしたら「ととは?」って・・・。
本多:「とと」って呼ばれてるの?
玉田:うん。「ととは?」「とと、しゃ(会社)よ」「とと、しゃかぁ」・・・っていう感じの、年齢なんですよ。3歳とかって。
本多:うんうん。
玉田:そしたらそれこそ、この間の金曜日に帰ったときに、かずと・・・かずって、子供のことなんですけど、かずと喋ってたら、すごいこと言ったよ。
本多:え、なんて?
玉田:「ととが、かえってきたねぇ。すばらしいことだねぇ。」
本多:ええー! 3歳で!
玉田:はああ〜!って。
本多:はああ〜って(笑)。
本多:(ちょけた、動きをしながら)「ととが、かえってきたねぇー」とかじゃなく?
玉田:違うんよ。ビッキーズみたいな動きじゃないんよ。飴とか配らへん。
本多:飴は配らへんのか(笑)。
玉田:普通になんか、つぶやきやがってさ。
本多:で、なんて答えたん?
玉田:無言で抱きしめて、答えた。
本多:まじで・・・言葉、返せへんかったんや。もう、抱きしめるしかなかったんや。
玉田:それしか選択肢なかった。
本多:へええ〜・・・いいなぁ〜。
玉田:でもそんな大げさな、作り上げるとか、表現活動とか、そういうのじゃ全然ないけど。子供ってほっといても勝手に育っていくからね、ほんとに。
本多:でも、反抗期とかくるんやろうねぇ! そんなこと言ってた、かずまさが。(お客さんに向って)・・・かずまさ、っていうんですよ。
玉田:(笑)。かずまさがね。
本多:「お父さん、嫌や」とか。
玉田:言うと思う。
本多:どうなんの、それって。
玉田:泣くと思う。悲しくて。
本多:それってやっぱ、子供ができたらイメージするわけ? それで、自分も反抗期とかあったわけでしょう? それで、後悔とかあるの?
玉田:親に対して「あのとき、ああしたらよかった」みたいな?
本多:うん。
玉田:いや、そりゃありますよ。大学6年も行ってたらね。
本多:そっかぁ。
玉田:なんぼ使うねん! って。
本多:ほんまやなぁ。
玉田:しかも、6年目になった段階で「俺、大学辞めようと思うねん」って。
本多:まじで(笑)! そんなこと言ってたん?
玉田:「なんぼ(学費)払ったと思ってるんや」みたいな話になって、「いや、まぁ、はぁ」って。
本多:「まぁ、はぁ」って(笑)。そっか・・・。
本多:ぜんぜん話変わるんですけど、『曲がれ! スプーン』見たんですか?
玉田:明日の朝、見に行こうと思ってるんよ。
本多:東宝シネマズ二条で?
玉田:うん。
本多:あそこ、色々割引キャンペーンやってるからさ。「エスパーです」って言って、認められたらタダになるんやって。
玉田:あれ、ほんとに認められた人、いるの?
本多:分からん。まだ、今はどうか分からんけど、言ってみてや。やってみようよ。何やる?
玉田:ええー。「ええ声」とかちゃう?
本多:ええ声(笑)。声に自信あるのは分かるけど、別にそこまで、ええ声じゃないで。
玉田:ほんま? 声だけはすごい、いいと思ってるんやけど(笑)。
本多:まじで? でも、声よくて滑舌悪いからさぁ。もう、潰しあってるよね、それって口の中で(笑)。
玉田:すん・・・そうかしら。
本多:「すん」って言ってるやん、もう(笑)。相槌が「すん」ってなんなん? 新しいわぁ(笑)。でも、見てほしいわ。
玉田:今日、上田のお父さんに券もらったんよ。
本多:券、もらったんや! じゃあ、さっきのエスパー割引の話、合わせてくれたんや。
玉田:いや、エスパーやってみて、あかんかったら券出すわ。「あったよ」みたいな。
本多:ああー、なるほど。
本多:玉田くんがやってた「へっちゃら男」っていう役は、寺島進さんがやってるわけですからねぇ。
玉田:ねえ!ほんとにすごいよね。面白かった?
本多:面白かった! 寺島進さんが、面白い・・・。これ、みなさんもう、映画見られた方が、多いんですかね?
お客さん:・・・。
本多:ま、そう多くないんやったら、あんまり言うのもアレなんですけど・・・でも、CMとかで流れてる「蜘蛛に刺された」みたいなリアクションで、「へっちゃら男」っていう役やのに、「痛い!!」って言ってるんよ(笑)。
玉田:痛いんや(笑)。
本多:そのCMが、むちゃくちゃ面白いんよねー! それはたぶんセリフにないんですけど、自分でやってはるっていうのが、すごい役者やなぁと思って。すごいわぁ。
玉田:すごいよねぇ。だって、かたや『BROTHER』とかだったら、すごいシリアスな演技やもんね。
本多:ねぇ。自分で、こうやってね。
玉田:(そのシーンを再現して)「ドーン! ドーン!」って。
本多:うわ、できるんちゃう? その役。
玉田:ほんと?
本多:もう1回やって。
玉田:嘘だ。・・・「ドーン!」
本多:・・・あぁー、褒めるとダメなタイプ?
玉田:(笑)。
本多:まあね。
玉田:まあまあね。でもね、ぜひ『曲がれ! スプーン』たくさんの人に見てほしいですよね。
本多:ね。・・・うわ、もう9時じゃないですか!
玉田:うわ! ほんとはこれ、1時間の企画だったんじゃないの?
本多:うん。1時間くらいの、企画やったんですけど。
玉田:みなさん、よかったんですかね? 帰りたくても帰れない人、いるんじゃないですかね。
本多:いやでも、さんざん「帰っていいですよ」って言ってるから、それはもう、自己責任っていうことで(笑)。大丈夫。
玉田:そっか。よかった。
本多:最後じゃあ、締めの言葉みたいなんは・・・ないわな、そりゃな(笑)。・・・じゃあ、映画見て、感想送って。
玉田:ないわな(笑)。了解、送るわ。
本多:それを、最後にWEBでアップするときに書くわ。
玉田:わかった。本多くん出てるの?
本多:僕ね、出てるんよ。あの、写真3枚だけなんやけど。
玉田:(笑)。動いてへんの?
本多:動いては・・・。でも、3枚パパパって見たら、動いてるように見える。パラパラ漫画的な。
玉田:そんな・・・(笑)。
本多:でも、佐々木蔵之介さんと一緒に3枚出る、っていう。
玉田:あ、すごいじゃん。
本多:だから、蔵之介さんは友情出演って書いてるから、僕も気持ちは、友情出演。
玉田:いやいや、おまえ・・・おまえはヨーロッパやんか(笑)。
本多:そうなんですけど(笑)。まあ、見てみて。
玉田:分かりました。楽しみにしてます。
本多:みなさんも、よければ見て下さい。あと、2007年に「バック・トゥ・2000シリーズ」っていうので、原作になった『冬のユリゲラー』をやったんですけど、それを収録したDVDに玉田くんが「へっちゃら男」で出てる回がありますんでね。
玉田:そうですね。
本多:あれは、よかった。感動したもん。
玉田:そうなんだ?
本多:他は、そのとき同時に『苦悩のピラミッダー』っていうのもやってて、そっちに出てるキャストの人が日替わりでやってるんよ。その中で1日だけ、玉田くんの日があって。で、2002年にやった時に、東京で「ぺっぺこです」って言って、スベッたときがあるから・・・その時は芝居自体もあんまりよくなかったんよね。
玉田:そっち、大事やん(笑)。
本多:だから、「玉田くんに、恥はかかせられへん」って言って、その日はみんな、よりいっそう気張ってやってたから。すごい、お客さんの反応もよかったんよね。
玉田:何か、ひとり立ってくれてたお客さんいたんだってね。
本多:えっ。
玉田:僕の奥さんの、妹さんが見に来てくれてはって。
本多:その人が立ったん?
玉田:いや、その隣の人が、僕がセリフを言ったあと「へっちゃら!」って言って、立ち上がって、拍手してくれたんやって。
本多:ええー! それ、妹さんどういう気持ちで見てはったんやろうね。
玉田:「うわ、立った」って。
本多:「うわ」って(笑)。
玉田:たぶんあの人、演劇始めたと思う。感動して。
本多:まじで(笑)。
玉田:その感動で。僕、ひとりの演劇人を生んだよ。
本多:生んだなー!
玉田:スライド式で。
本多:ロケットえんぺつ式でね。
玉田:「ロケット鉛筆」ね。・・・今もちょっと、言えてなかったよね(笑)。
本多:まあね(笑)。ということでね。長々と、もうね・・・僕が、楽しかったっていう回なんですけど。
玉田:(笑)。
本多:今日はほんと、長々と、ありがとうございました!
玉田:ありがとうございました!
(11月22日、収録)

―感想―
・本多君が本気で動いてなかったので泣いた。
・諏訪さんや中川さんがスクリーンせましと動き回っていたのに感動した。
・後、米へのみんなの思いが、ラストに向かっていくにつれて連動して強くなっていく様子に泣きそうになった。
・サマータイムマシン・ブルースとセットで楽しめるとは!
・そして見終わった後、最高にすがすがしい気分になりました。
(玉田)

―収録を終えて―
本当に2人で喋ったの久々だったので、プラス人前ということもあり、お互い最初異常に硬かったけど、徐々に緩んでいって、そうしたらかなりつっこんだ事も聞けたので非常に楽しかったです。
あれから、結婚してる人によくプロポーズの話を聞いてしまいます。
(本多力)