[ヨーロッパスタジオ]>[本多、すべてのバーで]


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本多:じゃあ、2杯目。かんぱーい。
大橋:かんぱーい。
本多:焼酎は芋が好きなん?
大橋:いや、俺なぁ。なんでもいいねん。
本多:アルコールやったら、なんでも? じゃあ、何でも飲めるの?
大橋:わりと、そんな感じ。甘いのとかも、好きやけど。
本多:まじでー。なんか、僕の一番の「吐夢くんのイメージ」って・・・幼稚園のときに、むっちゃ絵がうまくて。で、食パンマンみたいな絵本を描いたんよ。それがむっちゃ面白くて。だからもう、芋焼酎飲んでるところなんか、想像できひんくて・・・。
大橋:見たくない、みたいな。
本多:いやいや、見たら見たで、またいいんやけど(笑)。なんか、すごいそんなイメージがあるわ。でも高校時代は、吐夢くん音楽やってたような、イメージもあるんやけど。ていうか音楽やってる友達と、結構つるんでたよね。
大橋:そう。ハヤミとか、ゴウくんとか。
本多:そうよねぇ。音楽をやるようになったのは、高校からなん?
大橋:うん、高校から。
本多:中学のときは、べつに?
大橋:俺中学のときは、スポーツに燃えてたから(笑)。
本多:まじで! それもちょっと、意外なんやけど。何のスポーツやってたん?
大橋:バスケ部に入って・・・バスケ部キャプテンやってん。
本多:え、バスケ部やったん? なんか、あんまり運動してるイメージなくて、むしろ「ドッジボールが、ヘタやった」っていうイメージがあるくらいの。めっちゃボール当てられてたやんね? 
大橋:そう、ヘタやった。弱者やった。
本多:片手投げじゃなくて、両手投げのイメージ。
大橋:そこまでは・・・(笑)。
本多:そこまでヘタでは、なかったか(笑)。


    (お勘定をしようと、マスターを呼ぶ、お客さん)

お客さん:よこちゃーん。
マスター:・・・今日は、いいや。お祝いだから。彼ねぇ、キックボクサーなの。かっこいいでしょう。
本多:ええ!
お客さん:いえ、今日、試合があって、これでやめるんですけど。判定で負けちゃったんですけど。吐夢くんも今日、見にきてくれて。
本多:あらー。
お客さん:じゃあ、また。(マスターに)ありがとうございました。
大橋:お疲れさまでしたー。
マスター:(チラシを手にして)あ、そうこれ、俺が出てる映画。
大橋:あ、よこちゃんを撮ったドキュメント映画やな。
本多:え! まじですか。(チラシを見て)BAR探偵で、上映会やるんや。
大橋:あ、BAR探偵知ってるん?
本多:映画監督の林海象さんがやってるところ・・・。
マスター:そうそう。林海象さんがやってる、BAR探偵。そこでこんど上映会があって。
本多:あ! そうなんですか! 2月15日。ぜひ行かせていただきますー。
マスター:暇があったら、ぜひ。

    (また別のお客さんと、話をしに行くマスター)
本多:面白いなぁ。・・・え、じゃあ、中学はバスケットやったのに、音楽をやるようになったっていうのは、高校でそういう友達に出会ったっていうのが大きいん?
大橋:うん、友達が「学園祭でライブやりたいから、バンドやる」って言って。でっも、ベース弾くやつがおらんって言うから「じゃあ、俺やるわー」って言って。すごいそんな、しょうもない理由から。
本多:へえ! でも、あるよね。僕も今の劇団入ったのって、「人がひとり出れなくなったから、出る?」って言われて。で、それで「出る」って言って。
大橋:いつからやってんの?
本多:僕は、大学から。高校までサッカー部やったもん。
大橋:そうやんねぇ。
本多:吐夢くん、高校のときスキー部やった? 
大橋:え、スキー部? 違うよ?
本多:そっか(笑)。
本多:中学時代、どんな音楽を聞いたりしてたん?
大橋:中学はなぁ。あ、でもその前に小学校のとき、覚えてるかな、あの・・・。
本多:なに? 「T-BOLAN」?
大橋:違う、違う(笑)。小学校のときに、たぶん力くんからまわってきたと思うんやけど・・・。「NEWEST MODEL」のカセットテープ貸してくれたやん。
本多:僕!? 小学校のとき? まじで?
大橋:うん、まじで。
本多:えー。あ、でもお兄ちゃんが好きやったから、たぶんそうやと思うわー。
大橋:それで、そのへんの曲を、なんとなく聞いてて。
本多:めっちゃ早熟やん! だって僕、ちゃんと「NEWEST MODEL」とか聞きだしたん、中学3年とかで、それまでは「T-BOLAN」と「WANDS」と「DEEN」しか聞いてなかった。
大橋:もちろん、そういう曲も聞いてるよー。通ってきてる。
本多:通ってきてる(笑)。
大橋:「X JAPAN」とか。
本多:エックスかー! なんかさ、高校のときにさ、バンドが何個かあったやん? サッカー部の人とかでもバンドしてたり。タカラモトくんとか、シノハラくんとか。
大橋:ああー。
本多:でも、どんな曲やってたんかな? 「LUNA SEA」やってたんかな? それはやってへんかったんかな。
大橋:僕が高校のとき、学園祭に出たバンドは、「THE YELLOW MONKEY」やった。
本多:そうなんやー! ええー。
本多:え、今まで歌ったりしたことは、あるの?
大橋:歌はなぁ。すごい、ヘタ。
本多:ヘタなんやー。僕も、ヘタやねん。じゃあボーカルは、やらへんの?
大橋:やらへんなー。歌が上手かったらねぇ、ベース弾いてないと思う(笑)。
本多:そっか(笑)。思春期のころって、みんな歌いたがりそうやもんな。歌がうまかったら。じゃあ、はじめはイエローモンキーとかそういうのを、やって。
大橋:すごかったよ、そのときは。1日4〜5時間くらい、必死で練習して。ひとりで。家で。
本多:すごいなぁ!
大橋:ヒマやったんやろうなぁ。
本多:(笑)。今も、練習とか、したりするの?
大橋:うん。もちろん家でもするし、週に2回くらい、みんなでスタジオに入るから、そのときはまあ6時間ずつ。
本多:あ、6時間もやるの? それはべつに、「レコーディングがあるから」とか「ライブがあるから」とか、そういう以外の時期でも?
大橋:うん、そうやね。週に1、2回は。
本多:なんかさ、多くの曲を、片山さんが作詞作曲してはるんやんな? それでね、僕よく分からんのが、作詞作曲するってことは、詩とメロディーを作らはるってことやんね? ってことはさ、それ以外の「ベースの音」とかは、それに合わせて・・・?
大橋:そう。それぞれ持ちかえって。
本多:持ち寄ってくるの? それは、その曲のメロディーを片山さんがまず歌って、それを聞いてみんな持ち帰って、それに合うやつを持ってくるってこと?
大橋:それで、合わせてみて、修正して。それで、方向性がまた見えてきたら、またみんなで聞きなおして「こんな感じにしよう」ってやりなおしたり。
本多:そのときのイニシアチブは?
大橋:それはやっぱ、基本、片山くんのイメージしてる曲の・・・「曲像」っていうの? そういうのに近づけたいから。だから、イニシアチブは片山くんがとってるとこが、多い。まあでも、みんなそこで、やりたいことあるやん? 「俺はここで、こんな風にギター弾きたい」とか「ここは、こんな風にリズム叩きたい」とかさ。そこで、モメんねん。でもそれが、面白い。
本多:ああーそっか。僕ら演劇は、いちおうセリフがあるやん? だから、それを「どう言うか」みたいなさ。でも、セリフがもともと無くて、みんなで即興で合わせて、即興でそこから作ったりもするんやけど。でも、バンドは全部、そういうことやんな? なんて言うか・・・ベースに関しては、吐夢くんが作曲っていうことやろ?
大橋:うんまあ、そうやね。
本多:そういうことなんやー。ぜんぜん分かってなかった。
本多:「曲が出来るとき」と「曲を録音して、いいテイクが録れたとき」と「人前でやるとき」の、この3つやったらどれが一番楽しい?
大橋:楽しいのは・・・やっぱ、ライブ。だから「人前でやるとき」かなー。そのために、やってるからね。
本多:ああー。
大橋:レコードにして売るのもいいけど、やっぱライブを・・・動いてるのを見てほしい、やん? そう、思いません?
本多:思うー。僕、はじめて片山ブレイカーズ聴いたんが、ライブやったんよね。
大橋:あれやんね。ボロフェスタ? みやこ音楽祭?
本多:いや、違う、「マーガレットズロース」と一緒に出てた拾得の・・・あ、違った。最初は、そうや、西部講堂や。
大橋:で、その次に僕が拾得で「力くんみたいな人がいるなぁ〜」って遠目に見て、声をかけに行ったんよ。「力くんやんね?」って。そしたら「吐夢くんやんね?」って。
本多:そうそう(笑)!
大橋:で、「前に西部講堂のときに、あれ吐夢くんと違うかなーって思いながら見てた」って、言ってたよ。
本多:そうやった。思いだした。でもなんか、印象に残ってるのは、西部講堂のときは遠くから見てたんやけど、拾得のときは、やっぱ近くで見れるやん? で、みんなブワーッてなんか机の上乗ってグワーッて何かやったり、パフォーマンスっていうの? その順番が吐夢くんにまわっきたら、吐夢くんもガーッいくから、うわーっと思ってさ。僕の吐夢くんのイメージは、さっきも言ったけど「食パンマン」やったから(笑)。
大橋:やっぱね、変わっていくもんやで(笑)。
本多:変わっていくもんやなー。
大橋:だって、力くんかってバリバリサッカーの人やと思ってたもん。
本多:そう、そうね。バリバリサッカーの人やった。ぜんぜんウマくならんかったけど。
大橋:でも、小学校からやってたやろ?
本多:小学校からやってたよ。「キャプテン翼」に憧れてっていう、ありきたりの理由(笑)。
本多:大学のときってさ、けっこう「キークス」がいっぱい排出してるんかなぁ?
大橋:いや、その「メジャーなアーティスト」をいっぱい排出してるのは、「ロックコミューン」っていうサークルで。そこに「キセル」も「くるり」もいてて。あと、「ママスタジヲ 」とか「YOGURT-pooh」も、そうやし。
本多:あ、そうなんや。「ロックコミューン」。
大橋:「キークス」で有名なんは・・・フォークデュオの「class」。「♪ナインティーンナインスリー」の
本多:え!! 「♪恋をしたー」の? そうなん!?
大橋:そうやねん。びっくりした。
本多:サークルに入って知ったんや。なんかさ、僕らの同世代で「鴨川」っていうバンドが・・・同い年くらいやんね? あの人らも、学内のサークル入ってたん?
大橋:いや、彼らはサークルに入ってなかったと思うよ。
本多:じゃあ、あんまり交流とかなかったんや。
大橋:僕は、なかったな。
本多:へえー。僕、たぶん「キークス」にいてた女の子を、すごい好きやったときがあって。
大橋:だれー(笑)?
本多:名前も知らんのやけど。おかっぱで、メガネかけて。
大橋:ああ、ツハラかー。小さい子やろ?
本多:すぐ名前出てきた(笑)。そうそう。小さい子。しゃべりかけたことがあるねん。
大橋:きのこカットの子やろ? っていうか、力くんもきのこカットやね。俺も学生のとき、きのこやって。もうやめたけど。
本多:ちょっとまって、いつやめたん? 僕も、そろそろやめなアカンと思ってるんよ。
大橋:僕・・・今年で30歳やから、去年から準備を始めてて。
本多:やっぱ、そう(笑)? 一回、舞台のアンケートに「本多さんは来年30歳なのに、いつまでマッシュルームでいくんですか」って書かれててさ。なんか、まさに今吐夢くんが言った・・・。
大橋:でも、ずっとそれを続けるほうが、かっこいいと思うよ。
本多:まじで? ・・・でも、変えてるやん。
大橋:矛盾してるな。
本多:矛盾してるわー。・・・ミスター矛盾やわー。
大橋:ははっ。・・・え、何それ。「ミスター矛盾」?
本多:やめてー。今、勇気出して言ったのに、そんな拾われ方したらさぁ。流してくれたと思ったのに、「何それ」って(笑)。
本多:そう、その「キークス」のおかっぱの女の子は、今もバンドやってはるの?
大橋:いや、たぶんバンドはやってないね、今は。
本多:そっか。なんかね、そのときはまず、バス停で見かけて。「個性的な子やな」と思って。それで「吐夢くん知ってる?」とか言って話かけて。
大橋:ダシに使われて(笑)。
本多:ダシに使ったわ、ほんまに。ごめん。でも、そのあと別に盛り上がったりも、せず。で、友達の家の近くで見かけたときに、彼氏みたいな人と歩いてはって、儚く終わった。
大橋:あー。中立売の辺やな。
本多:そう!
大橋:「まずい王将」の辺やわ。
本多:「まずい王将」なんかあり得るん(笑)!?
大橋:あるねん。たとえば大学の近くに「ビートルズ王将」があったように、個性を出そうとして失敗した、典型的な。
本多:その店は、どういう個性やったん?
大橋:無個性やった。ただひたすら「まずい」っていう個性。
本多:何それ(笑)。でも「ビートルズ王将」は、無くなったみたいねぇ。なんか、途中から「プロレス王将」みたいになってたんでしょ?
大橋:それ、知らんわ。「プロレス王将」?
本多:なんか「ビートルズ王将」の頃は、すごいいつもビートルズの曲がかかってて、メニューもそういうのやって。でも、途中からプロレスの技名が、メニューになったりしてて。移行してたらしい。
大橋:うわー。
本多:噂やけど。後輩に聞いた。「ビートルズ王将」は、よく行ってたん?
大橋:いや、行ってない。ごめんな、なんか裏切りっぱなしで(笑)。
本多:裏切られたー。
本多:小学校の友達でさ、コロッケ。コウシロウくんね。コロッケがさ、ミュージサンやん?
大橋:ミュージ“サン”?
本多:なに、もう〜・・・拾うわ〜(笑)。
大橋:(笑)。
本多:ミュージシャン。ミュージシャンやろ?
大橋:うん。
本多:知ってる? 僕、「HEY!HEY!HEY!」見てたら出ててさ。
大橋:あ、ほんま。出てた? すごいね。
本多:で、その出てたバンド解散して、そのあとにまたバンドやってたんやけど、それもたぶん解散して。それで僕、昨日知ったんやけど・・・。
大橋:あ、「ドラえもん」やろ?
本多:そうそうそう!! 知ってた?
大橋:俺な、微妙にチェックしてるねん、彼の動向を(笑)。
本多:そうなんや、やっぱ意識するんや(笑)。
大橋:まあ、いちおう同じ業界やから。それで繋がって、絡むまでいかなくても、情報交換できたら面白いなぁって思って、メールを打ったんやけど。ま、返事きたんやけど。で、僕がまた返すやん。そしたら返事が来なくなって、フラれた(笑)。
本多:フラれた(笑)。僕ね、コウシロウくんがアミューズに所属してたときに、つながりで舞台観に来てくれた。
大橋:へえー!
本多:そのときしゃべって。でもまさか「ドラえもん」の舞台版の曲をやってるなんて。びっくりした。
大橋:ねぇ。すごいなぁ。
本多:ブログとかも見てたらさ、むっちゃ大人っぽくなっててさ。
大橋:むっちゃ男前やろ?
本多:むっちゃ男前やろ!! びびったわー。いやでも、会いたいな。3人で、会ってみたいな。
大橋:でも、僕ベース始めたころに、コロッケがベースやってるの知ってたから、彼に教えてもらいに行ったことがあって、実は。
本多:えー。ほんで、教えてもらったん?
大橋:うん。で、「このCDの、この曲とこの曲聴くといいよ」みたいな。CD貸してくれたりとか。
本多:めっちゃいいやん。
大橋:めっちゃいいヤツやで。いいヤツやったのに、メール返ってこない・・・。
本多:いやいや! それは向こうが「1回来て、1回返して、終わり」みたいなことで思ってたんちゃうの(笑)?
大橋:そっか。もしかしたら届いてへんかったかも、知れんしな。
本多:それは、ないやろ。届いては、いたと思うで(笑)。でも、僕らの小学校って、1学年が22人しか、いてなかったからさ。
大橋:あ、そんな少なかったっけ?
本多:そうやで。女子6人男子16人やで。そやのに、今年の同窓会に来たのが、男5人だけやで。
大橋:さみしいなぁ。でも僕たまに小学校があったあたりを自転車で通ったりするんやけど。友達の家の前とか、ちょっとわざと通ったりして。「こいつの家、でかくなったな」とか「あっ、家がなくなってる!」とか。力くんの家は、あいかわらずやな。
本多:お寺やからなー。じゃあちょっと、3杯目に。
大橋:どうしよっかな。おんなじの頼んでもいい?
本多:いいよ。「あ、おんなじので行くんや」とは思うけど、おんなじのでいいよ。
大橋:ちょっとじゃあ、変えるわ(笑)。
本多:いやいやいや(笑)!
大橋:洋酒にする。
本多:うわ、洋酒! まじで?
大橋:よこちゃーん。アブサンソーダを2つください。
本多:アブサンソーダ?
大橋:アブサンっていう、香草系のリキュール。ちょっとキツいんやけど、ハーブの独特な匂いと・・・悪酔いする感じが。
本多:悪酔いするんや(笑)。