本多:じゃあ山本さんよろしくお願いします。
山本:よろしくお願いします。(店員に)生ビールください。
本多:じゃあ僕も生で。
店員@:はーい。
本多:生ですか? やっぱ1杯目は。
山本:うん必ず。
本多:必ず生ですか。
店員@:(本多に)初めての東京なんですか?
本多:いや、そういう訳でもないんですけど。
山本:何度も来てる。
店員@:本当に?
本多:はい。
山本:こういうガールズバーは初めて。
店員@:そうなんですか?
本多:はい。そうなんですよ。
店員@:うふふふ。
本多:ガールズバーとかよく来るんですか?
山本:いや、今日生まれて2回目です。
本多:2回目!? あーそうなんですね。
本多:バーとかはよく行くんですか?
山本:もうほとんど居酒屋さんとかしか行かない。
本多:あー。1人で飲みに行ったりとかは?
山本:(くい気味で)いや絶対しない。
本多:そういう場合は家で飲みます?
山本:家でも飲まない。本当に。誰かと外でしか飲まない。
本多:はー。自分から誘うってことは?
山本:最近は自分から誘うようになってきた。
本多:そういう、飲みたいときって、どんなときなんですか?
山本:飲みたいとき?
本多:はい。
山本:なんか忘れたいことがあるとき。
本多:(笑)忘れたいことが!?
山本:あと、いい仕事したときとか。
本多:ああ。なにかしらあったときだと?
山本:うん。
山本:知ってる?ここボタン押すと。
本多:はい。
山本:電気が光って、向こうの(鏡に反射した店員さんの)脚が良く見えるっていう。
本多:え、じゃあ僕も押すと・・・(ボタンを押そうとする)あれ、押せないですよ。
山本:押せないボタンもある。
店員@:そう、1個おきに押せるボタンなんですよ。
本多:あー。え、1個おき? じゃあここですね。
山本:あ、壊れてる(笑)。
本多:(笑)壊れてる!! むっちゃ運悪いじゃないですか!? えー、これ脚見えるっていうのが、まあ・・・。
店員@:いやらしいでしょ?
本多:いやらしいですね。
店員A:ちょっといやらしいですね。
本多:ねえ。
店員@:あははは。
本多:今日はね、色々、役者のこと聞こうと思ってるんですけど、そんなんでもいいですか?
山本:(店員の首からかけてる名札の中の番号が書かれた紙をを見ながら)これ携帯の番号ですか?
店員@:あ、これは昨日、お客さんに「連絡して」って渡されたんですけど、そのまま入れっぱなしにしてました?
山本:そういうのいっぱい入れる為の札?
店員@:いや、これは名札です。
店員A:そう名札です。(昨日のお客さんて)女の人? 男の人?
店員@:この前来てた人。
などなど2人で喋りだす店員さん
山本:ごめんごめん(笑)。
本多:いやいや大丈夫です(笑)。
本多:飲みに行くと大体ビールが多いっすか?
山本:最近は焼酎とか、トマトハイ。
本多:トマトハイ?
山本:が、好きです。トマトハイ。(店員に)トマトハイってあります?
店員@:トマトハイ?
店員A:トマトハイは、出来なくないですよ全然。
山本:ああ、じゃあ後で。
店員A:トマトジュースを割るってことですよね?
山本:はい。
店員@:お待たせです。(ビール登場)
本多:じゃあじゃあ1杯目です。乾杯。
山本:乾杯。(飲む)ぷはーー。これ「ぷはーー」はひらがなで書いといて。
本多:え?
山本:「ぷはーー」
本多:「ぷはーー」
山本:1杯目飲んだ後の「ぷはーー」はひらがなで書いといて。
本多:(笑)そういうのこだわりあるんですね?
山本:(笑)。
山本:(店員に)今開いたばっかり?
店員@:そうです。9時オープンなんで。
山本:ここ開いたばっかだって。(本多の、質問を書いた紙を見て)ちゃんと質問事項書いてきたんだ?
本多:あるんですよ。真面目なやつなんですよ。
山本:(笑)ごめん。
本多:もう(笑)!!
山本:(笑)うっそ! そんな真面目な企画なんだ?
本多:結構真面目なんですよ。
山本:(笑)ごめん。
本多:飲みに行く人っていうのは、どういう人が多いんですか?
山本:飲みに行く人・・・。
本多:うん。
店員@:昔からの友達とかなんですか?
本多:いや、まあ最近ですよね、わりかし。
店員@:え、京都からはるばる来て?
山本:仕事で。
店員@:じゃあ思いで作り的な?
本多:まあそうですね。
店員@:へえ。
本多:もうかなり思い出できました。
店員@:(笑)そうですか?
本多:はい。ありがとうございました。
本多:あのね、あれ? なんだったっけ。そうだ、どういう人と飲むんですか?
山本:いや、もう普通の友達。
本多:友達?
山本:学生時代からの友達。
本多:じゃあわりかしそういう人が今周りにいるってことですか? 東京に。大学は大阪ですよね?
山本:うん大阪芸大。
本多:皆さんそっか、もう東京で映画とかやられてて。
山本:そうそうそう。
本多:じゃあ関係性ってそんなやっぱ変わんないですか? 大学卒業して10年位たってるけど。
山本:・・・よりフランクになった。
本多:フランク?
山本:先輩後輩もあんま無くなってきたかなあ。
本多:あー。
山本:(笑)いや、そんなこともない。
本多:そんなことないんですか(笑)!?
山本:(笑)
本多:え、山本さんってその、結構グループでは先輩なんですよね?
山本:・・・そう。
本多:「班長さん」って呼ばれてるんですよね?
山本:うん。
本多:それは?
山本:それはもう、別に。
本多:関係なく?
山本:関係なく、大学の授業で班長になっただけであって、先輩後輩の間で班長っていうのは関係ない。
本多:あのね、山本さんが役者を、はじめたきっかけっていうのはやっぱ、大学の入学なんですか?
山本:もともと監督志望で自主映画ばっか撮ってったんだけど、他の人の作品に出ることがあって、
本多:はい。
山本:結構、その出た作品が評価されて、「監督より、役者やったほうが見込みあるんじゃないか」って、周りの意見をすごいもらったから、「それに、のっちゃえ」って思って。
本多:はー。じゃあ監督を目指したんって、やっぱ映画観て面白かったからですか?
山本:映画、昔から、ちっちゃい頃から観るのが好きで。
本多:うん。
山本:ずっとSF映画が好きで・・・。
本多:無声映画?
山本:SF映画。
本多:あ、SF映画。どんなんが好きだったんですか?
山本:「特撮の秘密」とかそういう本買っては、「こういう風に映画撮ってるんだな」って思ってた。
本多:え、中学とか高校とかでですか?
山本:小学校ぐらいから。
本多:(笑)!? 小学校ぐらいから!
本多:え、でも高校とかまでは自分で撮ったりとかは、まだしてなかったんですよね?
山本:まったく。高3くらいにやっとビデカメを買ってもらったけど、作品みたいなのは撮らなかった。
本多:ほー。
山本:山でインディージョーンズごっことかしてるのを撮ってるくらいで、別にそんな脚本書いてとか、演技してとかいうのはまったくなかった。
本多:コピーみたいな感じですか?
山本:そうそうそう。
本多:遊びを撮ってたんですね?
山本:それは今でも変わんない。今でも自分で、遊びで撮るときもたまにあるんだけど、当時とあんま変わってない。
本多:その今自分で撮ってるやつも発表したりするつもりもないんですか?
山本:いや、発表する場所を探して発表するときもあるし、誘われて作るときもある。
本多:監督やってて、役者になって、もう監督ってあんまりしないんですか今後?
山本:まったく、まったくする気が無くなっちゃったね。遊びでなら良いんだけど。
本多:あー。僕らのイベント、SSMFでもね、撮ってくれたじゃないですか? あれももう次は・・・。
山本:あれは遊びだから、するよ(笑)。
本多:(笑)遊びなんすか!?
山本:(笑)すごい楽しそうだなあと思ったから撮ったの。
本多:(笑)じゃあ、あれにはまた出品してくれるんですか?
山本:参加する。いやもう絶対。
本多:ほんとですか?
山本:悔しいもんね。
本多:そっか3票か。
山本:3票。あんな日本映画を代表する役者さんに出てもらったのに、監督と。
本多:ほんまですねえ(笑)。山下敦弘監督とかねえ。
山本:新井浩文くんとか。
本多:豪華でしたよねえ。
山本:ぜんぜん票取れなかったよねえ。営業妨害しちゃったねえ。
本多:(笑)役者さんに対して?
山本:(笑)役者さんに対して。
本多:(笑)そういう負い目もあったんですね?
山本:申し訳ないと思って。
本多:責任感強いですねえ。
本多:それでねえ、役者続けてきて10年位でしょ?
山本:えー、いや分かんない。
本多:『どんてん生活』が1999年なんですよ。
山本:そっか。10年位か。・・・あっという間だね。
本多:その頃、役者続けてるってイメージありました?
山本:いやまったくない。
本多:ないっすよねえ。
山本:ないない。事務所を探し始めてから、やっとなんかこう「一生やろう」と思い出したから。それまではもう、ぶらぶらぶらぶらしてた。どうしたらいいのか分からず。
本多:その、転機というか、探そうと思ったのは何かがあってですか?
山本:自分が撮ったものより、自分が出してもらった作品のお芝居の方を褒めてもらったから。褒めてもらえるものをもっと探そうと思って。その方がなんかとりあえず生活っていうか。
本多:はー、大学卒業して?
山本:手に職じゃないけど、なんか、一本立ちというかするのに、とりあえずなんでもいいから映画に関係することで、一本立ちしようと。監督は後からでもできるというか。
本多:ああそっか後からでも。今はもっと長所というか。
山本:うん。やりたいことより、とりあえず業界に定着する近道を。
本多:(笑)。
山本:(笑)そっからなんか、そこがまたちゃんとしたらもっと違う展開の仕方も考えられるだろうし。何もないところからやるよりも。なんかもっといいチャンスが掴めるんじゃないかと思って。
本多:でも役者やるのが、嫌いなわけじゃないんですよねえ?
山本:嫌いじゃないよ。
店員:おかわりしますか?
本多:2杯目じゃあ。
山本:じゃあ2軒目行こうか。
本多:1杯目飲んだ時間、この企画で最速の記録でよ。
山本:うそ!量少なくない?
店員:(笑)
本多:少なくないですよ(笑)。
山本:(笑)。
本多:今ね、今から10年後役者やってるってイメージは出来ますか?
山本:出来る。
本多:それは出来る?
山本:いや分かんないけど。絶対、そのつもりで(笑)そのつもりでやるよ。本当に。
本多:好きですか? 演技してるの。
山本:最近やっと楽しくなってきた。
本多:最近!?
山本:去年の夏ごろから、やっと仕事が楽しくなってきた。
本多:(笑)無茶苦茶最近じゃないですか!? えー!!
山本:(笑)。今本当ね、仕事したくてしょうがないんだけどねえ。
本多:そうなんだ。
山本:残念ながら、今ちょっと不景気で現場が少なくなってきているらしくて。
本多:そうなんですか。
山本:やる気が出てきたとき、この不景気だから。
本多:(笑)不運な。
山本:(笑)。
本多:じゃあ2軒目へ。