[ヨーロッパスタジオ][雪の街〜砂漠の国  座長ホットライン]>[第4回]





第4回

 
永野:お疲れ様です。
中川:お疲れ様です。一日長いですよ。記者会見終わったイマジンスタジオで収録してますけども。記者会見、いっぱいお客さん来てくれて。サイン会などもあって、「座長、中川晴樹」って書きましたよ。
永野:僕も「永野座長」って書きました。
中川:お客さん達、「あ、座長って書くんだ」って反応でしたね。
永野:今回しか書けないからね。
中川:そうそう。
永野:それで、公開記者会見もあったけど、マスコミ関係者の方のみの取材もあったじゃない。
中川:囲み取材。
永野:どうでした?
中川:テンパりましたけどね。もうテンパりで臨みました(笑)。僕、役者以外で人前に立つことなんてないじゃないですか。自分の担当してるイベント(SSMF)とかなら、大丈夫なんですけど、ヨーロッパ企画全体のことだから、緊張しちゃって。普段は上田がやるようなことを僕らがやるっていう。
永野:そんで、口下手ときてるもんで。僕は、なるべく不真面目にいこうと思って。
中川:どういうことですか(笑)。
永野:記者陣に対して、ちょっと緊張感があるじゃん。けどもう、知らんぷりしようと思って。キャラでいこうと思って。
中川:あー、そういうことだったんだ。確かにキャラでいってましたね。「記者会見をする役者」として。
永野:だって、まともに喋れないし、喋ったところで、記者陣は、ちゃんとしたのを持ってるし。
中川:ちゃんとした内容が書かれた企画書持ってるしね。
永野:だから、開き直ったという。
中川:なるほど。僕は「ちゃんとしなきゃ」みたいになって、全然うまくいきませんでしたね。
永野:失敗じゃないですか。
中川:失敗なんですよ(笑)。
永野:あーそう(笑)。記者陣にはどう受け止められたのか。
中川:僕が喋ると苦笑いでしたけど。
永野:「あがってやがるぞ、座長」って。
中川:辛かったですね。
永野:辛い思い出として(笑)。
中川:そうそう(笑)。
中川:客演さん達も参加してくれて。大阪は雪組から岡嶋さんと首藤君。
永野:砂組が中西さん。
中川:東京では雪組から人羅さん、ひとり。
永野:首藤君、ジーパン破けてなかった?
中川:破れてた。人羅さんも破けてた。
永野:破けてたな(笑)、ちゃんとしてくれよと思った。
中川:そうそう、俺ね、「きれいな格好してこい。」って二人ともに言ったんだよ。あいつらー。
永野:ちょっと黄ばんだ感じのジーパンでさ。これで来るかっていうね。
中川:でも中西さんも、寝間着みたいな。おしゃれな寝間着みたいなのだった。
永野:僕はきれいな格好してこいって言わなかったからね。
中川:あーそうか。
永野:中西さん、えらい反省してたな。喋りだしたら止まらないんだって、僕も同じようなとこあるけど。止め時分かんなくて、ただ変な人って受け止められたんじゃないかって心配してた。
中川:けど、ウケてましたよね、中西さん。
永野:ある程度はね。けど話、長かったから(笑)。
中川:(笑)。
永野:ポイントが分散したっていう。
中川:首藤君と岡嶋さんは、大阪でも割とウケましたよね。
永野:岡嶋さんなんて、落ち着いてんねー。
中川:人前に立つの慣れてる。首藤君も不器用ながらも誠実そうなとこが見えてよかった。…人羅さんですよ。人羅さんとさ、本番前に色々と話してて、「やっぱり、ヨーロッパ企画のお客さんの前に立つってアウェーな感じなんですか?」って聞いたら、「もうホームですよ。すべる気がしない」って言ってて、実際すごくおもしろい人なんですけど、まあー、記者会見でスベッて。
永野:おもしろかったんですよ。
中川:僕らは(笑)。
永野:アーティスト気取りのコメントしててね、ボソボソ、ボソボソ喋ってね。
中川:お客さんは、一切笑ってないけど、舞台上の僕らは爆笑でっていうひどい状況で。
永野:ジーパン破けてて、誰だか分かんないし、そういう人なんだってお客さんは受け止めてしまったっていうね…。
中川:稽古場はどうですか?
永野:あのさ、僕さ、毎回稽古の前に一時間…。
中川:ああ、永野アワーですね。(※1)
永野:そう、永野アワー。稽古入ってから徐々にテンション上げるんじゃなくて、その前からホットな状態にしておくっていうのが目的で。それで、即興演技のゲームを取り入れたんですよ。
中川:あ、それ僕、上田から聞きました。「すごくいい」って褒めてましたよ。
永野:マジで?それ、何月何日の話?
中川:けっこう前ですね。
永野:けっこう前ですか。前回の稽古の話していいですか?
中川:はい。
永野:まあ、やってたんですよ。インタビューの設定の即興演技してて。そしたら上田くんが来たんですよ。
中川:ああ、永野アワーの時間に。
永野:うん。そしたら、「これは何ですか?」って怪訝そうな顔して言ってきてさ。
中川:ほう。
永野:稽古前に活性化させていくためにやってるって言ったらさ、「見ときます」って見てて、終わったら、「これ、今後どうしていくんですか?どういう方針でいくんですか?」ってすごく不安げな感じで聞いてきて。
中川:ほう。
永野:今は、エチュードの稽古が多いから、空気作り、ネタ出しとかを、いい状態でできるようにやってるんだよって言ったの。そしたら、「そうですか、だったら僕にひと言連絡ください」って…。
中川:(笑)。
永野:なんか、永野さんは内面、内面にいきがちだから、砂組のメンバーも同じように永野的傾向にいってるんじゃないかと。内に内になるんじゃないかと不安がってる。宗教みたいになるんじゃないかって。
中川:出ましたね(笑)、宗教。
永野:もう不安なのかと。まあ、今から内面を…ていうのは間に合わないから形として見せて欲しいみたいなことも言ってて、頷けるとこもあって、その日をさかいに自粛しようかなと思ってる。
中川:ダメ出しくらったわけですね。上田の求めてたことじゃなかったんですね。
永野:主宰と座長がかみ合ってなかった。
中川:最悪じゃないですか。
永野:最悪。だからその日、ヘトヘトに疲れたよ。
中川:泣いてしまいますね。
永野:そうよ。別に、まあ上田くんも僕の考えも間違ってないとは思ってくれてるんだけど、洗脳されてるんじゃないかと心配してて(笑)。だから、ちょっと考え直して、役者として稽古場に行こうと。座長意識がストレスに変わりつつあるから。
中川:うーん。大変ですね。
永野:だから、まあこの前の稽古で僕の座長業は半分終わったかなって気はしてます。
中川:終わってはないですよ。…頓挫してる(笑)。
永野:あんまりいい意味入ってないよ(笑)。あーそう(笑)。
中川:稽古まだまだ続きます。座長、終わってないですよ。頑張りましょう。
※1…永野アワー、第三回参照
(3月13日 東京記者会見終了後、イマジンスタジオにて収録)
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