[ヨーロッパスタジオ][雪の街〜砂漠の国  座長ホットライン]>[特別編]





 特別編

 
中川:今日は、バックトゥ2000シリーズには、客演さんが4人もいるので、ちょっと紹介したいなと思って。雪組に3人で、砂組に1人。
永野:バックトゥ2000をバックアップしてくれる客演さん。
客演さんプロフィールは→(こちら
中川:まあ、雪組の客演さんから紹介しますと…まず、シュトチェンコ(※1)。
永野:首藤君ね。ヨーロッパスタジオの企画にも普通に入り込んでますからね。
中川:もともと彼は、京都産業大学の演劇部の劇団ACTの人で、今年26歳じゃないかな。
永野:けっこういってるね。
中川:すごい後輩キャラだけども。けっこういってる。それで、その後、むかし本多くんも客演したことのある劇団、CRACKERJACKに入って、それで、現在はベビー・ピーっていうとこにいて。
永野:一番最初の出会いって何だったっけ?
中川:最初は、上田が演出した奥田ワレタさんのお芝居(※2)で、土佐くんと漫才師の相方役で、声だけの出演だったんだけど、それで上田と知り合って。
永野:あー、それで首藤君っておもしろいっていう噂は聞いた。
中川:それで、おもしろいよっていうのと、麻雀ができるよっていう噂を聞いて、雀鬼会(※3)にまず来るんですよ。
永野:そうなんだ。
中川:それで、僕とか諏訪さんとかが見定めて、「こいつ、いいんじゃねえか」ってことで、上田に振りましてヨーロッパ企画第19回公演の「囲むフォーメーションZ」に参加したんですよ。そういう流れなんですよ。
永野:遊び仲間からって感じなんだね。
中川:だから首藤君は、人との繋がりがすごい。
永野:そうだね。常に京都演劇界のどこかしらの舞台に立ってる。
中川:相当、安い役者であるということですね。
永野:最安値の役者であるっていう、そんな印象になりつつあるよね。
中川:奥田ワレタさんから上田に繋がって、どんどん繋がっていってますね。
永野:ただ、「おもしろい人だけど、エチュードで出すアイデアはおもしろくない」っていうのは上田くんから聞きましたけどね。
中川:それはありますね。
永野:(笑)。
中川:他の客演の人羅さんとか岡嶋さんに張り合っちゃうんだけど、二人はすごいおもしろいから、負けちゃって大怪我して、他のメンバーみんな苦笑い。
永野:昨日、首藤君と話したんだけど、「中西さんは客演3回目だと、慣れた感じですか?」ってライバル心むき出しの質問してきて。
中川:それは、若さゆえの向上心ですね。別にキャリアもあるし、張り合わなければ見劣りする役者じゃないんですけどね。
永野:そうだよね。ひょっとしたら、僕らより舞台踏んでるんじゃないかな。
中川:僕よりはきっとありますよ。
※1…第二回スタジオ祭りの企画、「ドリブルツアー」でシュトチェンコとして登場。
※2… 2003年、奥田ワレタ+真野絵里2人芝居「愛なんかで腹がいっぱいになる女」脚色・演出は上田誠
※3…「智恵光院雀鬼会」というヨーロッパスタジオにある麻雀サークル。中川晴樹が会長。
中川:中西さんもかなり密接な関係ですよね。今回で3回目の客演で。
永野:中西さんのいるジュースっていう劇団とヨーロッパ企画とはかなり密接な濃い繋がりありますよね。
中川:初めて中西さんと会ったのは、まだジュースが初めて公演したとか、そんな頃で。「ヨーロッパ企画の公演の手伝いしたいです」、「勉強したいです」みたいな感じで来て。
永野:そうそう。
中川:そしたら、いつのまにか出てる、みたいな。
永野:「冬のユリゲラー」の再演の2002年の受付とか仕込みとかやってたね。その段階で既に、石田辺りが「出てくださいよ」みたいなこと言ってた気がする。背高いし、ハンサムだし。
中川:男前だよねー。
永野:かなり早い段階でつばつけてた感じですよ。それで、初めては…「囲むフォーメーションZ」か。
中川:首藤君と一緒ですね。それで次が「Windows5000」(第20回公演)に中西さん出て、首藤君呼ばれなくて。中西さんが勝ってる。
永野:あー、もう差がついてるわけですね。
中川:うん。それで、まあ中西さんは今回が3回目。
永野:そう、もう5年くらい付き合いあるから。SSMF(※4)とかに参加したり、もともと映像畑の人やから。
中川:お芝居やってたわけじゃないんだよね。
永野:インターネットに劇団作りませんか?っていう呼びかけがあって乗っかったていう。
中川:それでできた「ジュース」に。
永野:うんうん。それで、バックトゥ2000が始まる前に飲んだときに中西さんと喋ってて、「ヨーロッパ企画でやっててどうですか?」って聞いたら、「やっぱ遠慮しちゃいますね」って言ってて。そうだったのかと思ってね。
中川:うーん。
永野:ジュースでは、ツッコミで場を仕切る人なんですよ。けどヨーロッパに来たら、おとなしいって言っちゃあれだけど、遠慮してて。でも、「頑張りましょうね。僕も壁を取っ払えるように頑張ります」って言ってたのね、そしたらなんか稽古初日からえらい吹っ切れててさ。
中川:別に永野座長の力を借りず。
永野:うん。もう3回目だからね(笑)。のびのびやってますよ。
中川:普通に慣れた(笑)。
永野:僕にとっては砂組唯一の客演だから刺激を受けてる。
中川:あー。上田が「Windows5000」の時に言ってたのは、役として舞台上でヨーロッパ企画だと僕が一番強い感じに見えるけど、中西さんが入ると僕より強い人ができるって言ってて。
永野:あー、新しい関係性が。
中川:うん。それは聞いて嬉しかったですね、僕は。
※4…ヨーロッパ企画主催の映画祭「ショートショートムービーフェスティバル」。今年も夏に開催。中川晴樹が運営委員長を務めている。
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中川:岡嶋さんは、付き合いが長いわけではないですけど、昔から知ってるっていう人なんですよね。
永野:僕は、大学の同志社小劇場で芝居始めたときに、京都に「劇団衛星」っていう、すごいおもしろい劇団の、岡嶋さんっていう、舞台上に出てきただけでおもしろいオーラを出して、笑いをとっていくとんでもない人がいるって聞いてて。伝説っていうか噂から入ってるんですよ。
中川:僕もまったく一緒ですね。
永野:京都演劇界に名前をとどろかせてた。
中川:うん。別格でしたね。
永野:岡嶋さんは頂点やと思ってたわ。
中川:そうですね。
永野:同じ舞台に立てるなんてね。
中川:そうですよ。
永野:でも、2001年の「ヨーロッパ企画」っていう公演(※5)にゲスト出演しましたよね。
中川:あー、出てましたね。
永野:あれが、ヨーロッパ企画としての初のからみかな。
中川:違いますよ。初演の「苦悩のピラミッダー」(※6)ですよ。
永野:日替わりゲストの!
中川:そうですよ。僕もその時、ゲストで出たんですよ。だから岡嶋さんと僕とはヨーロッパとの出会いは一緒くらいですよ。岡嶋さんが出てる日、観に行きましたもん。
永野:最後に決めセリフがあって、それ説得力あったもんなー。
中川:そうそう。僕もそのあと同じ日替わりゲストで同じ役するから、岡嶋さんの出てる日見に行ったら、王道の最高のやつをやられて。
永野:王道で最高は出せないんだって気付かされて(笑)。
中川:そうそう(笑)。やられちゃったわけですよ。
永野:それで「ヨーロッパ企画」か。その時、フリーエチュードのコーナーがあって、岡嶋さんがヤクザの役だったんだけど、僕隣にいたから鼻フックされて、でも痛すぎず。
中川:でも見た目としては完璧の。
永野:はい、これもやられましたね。それで、その頃、諏訪さんや当時いた瀬戸中さん(元ヨーロッパ役者)と同じバイト先だったりして、なんかずっと繋がってる感覚はあったなあ。
中川:でも、その当時からすごく腰の低い人で、今もそうなんだけど、人間ができてる。役者としてもそうなんだけど。
永野:うん。
中川:大きい人です。
永野:おっきいっしょ。
中川:今回、岡嶋さんの役は、初演・再演と天才・瀬戸中がやってた喫茶店のマスターの役なんだけど、瀬戸中さんはこの役の完璧を作ってるから、この役を瀬戸中さんがいない今、誰ができるのかって言ったら岡嶋さんしかいないってことなんですよね。
永野:ゆるぎないっしょ。
中川:揺るぎないっす。
永野:岡嶋さんにあて書き(※7)したわけじゃないのに、台本からくみとって完璧に体言してるもんね。
中川:あんまり言うとハードル上がりそうだけど、あの人に関しては問題ないでしょう。
永野:昨日、稽古見に行ったけど、おもしろいもんなー。
※5…2001年のヨーロッパ企画プロデュース公演「ヨーロッパ企画
※6…2000年の第5回公演「苦悩のピラミッダー
※7…あらかじめ演じる人が分かった上で、その人に合わせて書かれた台本のこと
中川:首藤君がヨーロッパ企画の舞台を最初に観たのが「冬のユリゲラー」で。
永野:へー。
中川:中西さんもユリゲラー手伝いに来てて、岡嶋さんはピラミッダーに出てて。
永野:すごいね。
中川:そういうのが何にもない人がひとりいて、人羅真樹なんですけど。
永野:新参者が。
中川:イクイプメンのね。
永野:以外だった、人羅さんが僕らの舞台に立つの。
中川:うん。
永野:もともと「ショートショートムービーフェスティバル」にバンバンおもしろい作品送ってきてて。
中川:第2回から参加してますね。
永野:ヨーロッパ企画の事務所の近所に住んでて。
中川:上田の中学、高校の後輩ですね。
永野:そうなんだ。直接、応募用のテープ届けにきたくらい近くて。
中川:歩いて直接上田に渡して、しかも締切り過ぎてたっていうね。それで、第2回、第3回と一般応募で参加してて。
永野:毎回おもしろくてね。
中川:それで、ちょっと違うね。センスが素人じゃないよねってなって。
永野:いくつですか?
中川:まだ、21か2ですよ。
永野:背めっちゃ高いっしょ。
中川:180あると思う。
永野:でも、めっちゃ足短いっしょ。
中川:座高高いっす。
永野:ねえ?変わった体型だなーと思ってた。
中川:それにどんどん汚くなっていってるでしょ。
永野:今は東京に住んでるんよね。
中川:そうですね。夜バスで帰ったばっかりで、東京でも仕事があって。今度イベントもありますし
永野:へー。
中川:イクイプメンでも人羅さんとしても多方面で活躍してて。
永野:稽古はどんな感じ?
中川:エチュードとか、おもしろいですね。
永野:役としておもしろい感じですか?
中川:役っていうほど舞台に立ってないですから、人羅さんとしてですね。「なんか、おもろいこと言うたろう」みたいな。けど、いま台本一番読んでるのは人羅さんですね。
永野:昨日、見学に行った時も、みんな談笑してても一人台本読んでブツブツ言ってた。
中川:セリフを入れようとしてるんですね。でも、セリフ入れたら人羅さんの良さがなくなるんじゃないかと心配してたら、そうでもなくて、そのうえでもっとおもしろいこと言おうっていう意識がいつもあって、それが偉いなと思いますね。
永野:バリバリ刺激あるじゃないですか。
中川:バリバリ刺激あるね。見習わないといけないですね。
永野:充実の客演陣ですね。
中川:これ以上ないっていうね。「冬のユリゲラー」のオープニングシーンなんですけど、舞台上、僕と客演2人なんですよ。
永野:あー、はいはい。もともと石田、酒井がやってた役が首藤君と人羅さんがするから。
中川:それで、そこに岡嶋さんが入ってくるんですよ。
永野:おっと!座長、客演に囲まれる。
中川:そうそう。
永野:はー。それ見所じゃないですか。
中川:そうなんですよ。気付いてビックリしたんですけど。
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