[ヨーロッパスタジオ][雪の街〜砂漠の国  座長ホットライン]>[第6回]





第6回

 
中川:舞台作業やってるじゃないですか。作業場散らかし過ぎ。
永野:あー。
中川:行ったら、作業振られるじゃない、けどそれ置いといて片付けとか掃除しますからね、僕は。作業効率を考えろと。
永野:何だか、すんませんな。
中川:まあ、まあ、そういうことが主に座長の仕事です。雪組において。スムーズに稽古が進むようにっていう。
永野:そっかあ。
中川:みんなにいらないストレス感じさせないようにね。
永野:そういうところに気がつくっていうのはすごいね。でもね、疲れた顔見せ過ぎ。
中川:疲れた顔?僕が?
永野:みんな、中川晴樹のナイーブさは理解してると思うんだけど、自分が駄目になるまで抱え込んじゃいけないね。
中川:そうだね。
永野:(笑)。
中川:先週のホットラインで、永野さんが病んでるって話をね。
永野:悩んでるじゃなくて、病んでる。
永野:ビックリしたよ。ボソッと「俺、病んでる」って言ったじゃん。ここに来る前。
中川:言いましたね。
永野:てっきり演技のことで悩んでるのかと思ったら、気配り疲れ。
中川:コミュニケーション疲れですかね。まあ、普段僕は人の輪の中入らないじゃないですか。
永野:そうだね。僕のお母さんも中川晴樹のことを「あの、一匹狼」って言うからね。
中川:何を知ってるんだよ(笑)。
永野:目がいつもの半分ですよ。作業場の木屑のせいかもしれないけど。
中川:もう、しん…。しんどいんですね。ツアーとかやってると仲悪いとかじゃなくて、メンバーとずっと一緒にいるからしんどくなってくるじゃないですか。
永野:はいはい。
中川:それが、ツアーの中盤くらいでくるんだけど、もう既にしんどくて。別に何かしてるわけじゃないんですよ。
永野:稽古場をうまくまわすっていうのは、最初から言ってたわけで。
中川:そうそう。
永野:それが無理してた?
中川:無理してたんかなあ。上田にも「稽古の最初の頃は引っ張ってたのに、最近どうしましたか?疲れてますか?」って言われて、見抜かれてるわけですよ。それで、僕その時本当にしんどくって、稽古にも出ていて同じダメ出し3回も受けてて、それでもできなくて。いやぁ、ほんとにダメですね。
永野:僕も病んでた頃は同じで稽古どころじゃなかった。
中川:なんですかね、座長って。
永野:まわりから見たら大したことやってないの明らかなんだけど。
中川:そうなんですよ。だから、向いてないんですよ。
永野:ホットラインの第1回目でも言ってるんだけど(笑)。
二人:向いてないんだよ!
永野:身をもって分かったと。
中川:僕ね、次回公演休みたいですもん。
永野:ああああ!?それ、相当きてるね。
中川:うん。毎回、公演終わった頃に、「次の公演、休もう」って思うんですけど、もう既に次回公演出たくないですもん。
永野:まだ、幕開いてねえのに。
中川:やばいでしょ?
永野:やばいやばい。ホットラインあってよかったね。
中川:あったから告白できたけどさ。
永野:これ、読んでる人はショックかもね。
中川:ショックでしょうね。
永野:雪組一同ショックだし、そんな中川晴樹を見ようとチケット買ってるお客さんも、舞台見て「テンション高くやってるけど、内心はナイーブなんだな」って観ちゃうかもしんないじゃないですか。
中川:それはまずいな。
永野:だから、次回のホットラインでは…。
中川:元気なところをね。
永野:はい。見せて欲しいですよ。
中川:はい。
永野:次回のホットラインの頃には、僕は本番入ってますよ。
中川:次の次も…僕らまだ入ってないか…。なんで、まだ時間ありますから、コミュニケーション休んで、病んでるの治します。
永野:僕も休んだもん。っていうか何もしてないんだけど(笑)。
中川:何度も言ってるけど、僕らは何もしてない(笑)。
永野:気持ち的にオフにしようと。むやみな座長っぷりはオフにしようとね。この前、雪組の稽古場見学に行って悩む必要ないって思った。
中川:見学に来たとき僕、楽しそうにやってたでしょ?
永野:うん。普通やった。
中川:その姿を見ててくれて良かった。このあいだの稽古だったら僕やばかったです。
永野:そうやったんや。
中川:はい、おもしろいこと一切思いつかないです。
永野:はー。分かるんだわ、それが。
中川:分かっちゃうんだわ(笑)。
永野:潮時かとも思っちゃったもんね。
中川:引退(笑)。
永野:今回が潮時かも知れぬと。
中川:良かった。永野さんは復活してるってことですね。
永野:まあ、本番も近づいてきて、それどころじゃないっていうのも、あるのかもしれない(笑)。
中川:本番もうすぐですもんね。
永野:けど、今まで以上にプレッシャーは感じると思う。「俺がしっかりやんなきゃ」みたいなのはあるんよ、何だか。
中川:それは、やばいっすね。
永野:いらん要素じゃないですか。今までそんなこと考えずにやってきてたから。座長芝居じゃないですけど、そういう自意識で臨むわけにはいかないから、クリアしてかないと。用心してます。
中川:なるほど。あと1週間。じゃあ、稽古場は?
永野:ほんと乗ってきてる。
中川:誰も悩み抱えてない?
永野:そう思う。上田くんも「いい調子だ」って言ってるし。
中川:へえー。
永野:無駄に悩まないように、初日むかえたいと思います。
中川:いやー、とうとう初日。
永野:あなた、下向きすぎ(笑)。
中川:砂組の初日見て、またホットラインするんで。
永野:次は僕らが元気与えれるように。僕は元気もらったんで。
中川:がんばってくださいね。
永野:はい。じゃあ、また初日終わったあとに。

(3月27日 ヨーロッパ企画事務所にて収録)

←第5回          特別編へ→