[ヨーロッパスタジオ][雪の街〜砂漠の国  座長ホットライン]>[第8回]





第8回

 
中川:どうも、どうも。
永野:お久しぶり。
中川:何でしょうね。毎日、顔合わせてるのに、何か久しぶりな気がしますね。会ってもあんまり、喋んないもんね。
永野:いやー、それは、だんだん中川座長の余裕がなくなってきてるっていうことなんじゃないかと思うけど。
中川:ははは、見てとれますか(笑)。(ユリゲラーの)稽古場にも、ちょいちょい来てるよね。
永野:稽古場が楽屋の近くにあるからさ。
中川:「あ、見てるな」って、だいぶ意識してます。
永野:そりゃ、見てるよ。病んでないかどうか。
中川:そこ、チェックしてくれてるんだ(笑)。
永野:瞳の奥を。
中川:濁ってるでしょ?
永野:いやいや、大丈夫っすよ(笑)。
中川:濁ってない?
永野:大丈夫と思ったけど、大丈夫じゃないの?
中川:昨日までは濁ってたけど、吹っ切れました。砂組はどうですか?
永野:まあ、お客さんは楽しんで下さってるようで、けど砂組メンバー一同、水の中では、足をバタバタさせて…。
中川:あがいてると。
永野:あがいてる。日々、稽古。
中川:あー、してるよね。
永野:うん、きりがない。良く言えば、もっとできるだろうっていう向上心で。悪く言えば、未熟だってことですね。
中川:そっかー。
永野:上田くんもちょっと演出、厳しいんよ。
中川:あー、そう感じてますか。
永野:そっちはどうなんですか?
中川:厳しいですよ。
永野:あらっ!!あーそう。
中川:厳しい。僕に厳しい。上田に言われたのは、僕は台本とか、駄目出しなんかを受けて、正解をちゃんと演じれてると。それはそれでいいんですけど、「見たいのはそれじゃない」と言われました。その先にある、正解、不正解じゃなく自分がおもろいと思うのを見せろよと。ガツンと言われました。
永野:熱いね。
中川:かなりヘコみました。
永野:ヘコむね。目も濁るね。けど、今は吹っ切れてると。
中川:そうですね。なんか、座長どうこうって話じゃなくなってるけど(笑)。
永野:リアルな役者の話に…(笑)。けどね、図らずもバック・トゥ・2000で、初期の気持ちを2007年にまた味わって、当時の熱かった気持ちが再び芽生えてきたというか。
中川:いつのまにか、初日向かえたらそれを繰り返すだけの毎日になってたんですよ。稽古場も台本来るの待って、それをやってっていう繰り返しで。でも、そうじゃなくて、台本を家に持って帰って、自分で何らかのものを持って稽古場に来ないと駄目なんじゃないか、今まで手ぶらで行ってたんじゃないかなと思って。お互いそういう感じがあったんだね。永野さんもそうなんだ。
永野:初日明けてから、特に。
中川:僕らは、もうすぐ初日で、「ユリゲラー」をお客さんに見てもらえるの楽しみなんですけど、「サウダージ」が楽しみでさ。
永野:(笑)。
中川:こんなん、言ったらいかんかもしれないけど。本当に楽しみ。
永野:いや、それはあるわ。
中川:お互いね、突きつけられたものを、どう消化してサウダージの稽古場で出してくるか。これ役者としての差が出ますよ。
永野:はいはい。確かに思う。今まで何やったんやろうっていうのは、目からウロコやった。
中川:鍛えさせてもらってますね。このバック・トゥ・2000シリーズ。
永野:劇団としても、いい時期に差し掛かっての演目やったんかな。
中川:ここから、ヨーロッパ企画も、変わっていくんじゃないかっていうね。ただね、お客さんが少ないっていう。
永野:(笑)
中川:僕らの気持ちと裏腹に。いかんともし難い。
永野:歯がゆいね。どうにもね。ホットライン読んでくれてる人は、ネズミ講的に…。
中川:ネズミ講(笑)。けど、もともと最初も、お客さんは少なくて、けどおもしろいものを作ってってやっているうちに、どんどんお客さんが入ってくれるようになったじゃないですか。だから、いまお客さん少ないとは言えね、もう一回伝説になるような芝居をね。
永野:(笑)。
中川:熱すぎますか?(笑)。
永野:頼もしいわ。
中川:やるっきゃない。やるっきゃ騎士(ナイト)ですね。
永野:「みやすのんき」の(笑)。
中川:僕ら二人が引っ張っていきましょうよ。
永野:(笑)。
中川:まあ、今日で砂組は大阪最終日ですけど。
永野:ちゃんとバトンを受け渡します。熱い、燃え盛ったバトンを。
中川:はい。頑張ります。
(収録後)
永野:熱かったね。
中川:(笑)。
(4月11日 楽屋前にて収録)
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