石田 | たまにこういうこぼれ話を話すっていうのもなんかいいよね。 |
上田 | あとDVDにはコメンタリーも入ってますしね。そちらでもいろいろしゃべってますよね。 |
石田 | たまにこういうこぼれ話を話すっていうのもなんかいいよね。 |
上田 | あとDVDにはコメンタリーも入ってますしね。そちらでもいろいろしゃべってますよね。 |
石田 | 上田的にはどうなの?ポルカを振り返って思うこと。 |
上田 | ポルカね~。なんか最近、公演の度に思うんですけど、作品としてもちろん作ってるんですけど、この時期にこの人たちと一緒に作ったな~とか、自分たちってこういう時期やったな~って、ちょっとドキュメンタリーでもあるやん。自分らの当時考えてたこととか、当時の人間関係とか、その時面白いと思ってることが、その劇に結局まとまるっていうか。 |
石田 | そうだね。その時僕らのコミュニティで流行ってたことが乗っかってたりするからね。 |
上田 | DVDってそれに加えてメイキングなんかも入るから、その時のこと鮮明に思い出すし、いつもDVD出るのって楽しみなんですよ。 |
石田 | いやー思い出すよねー。なんか好きなミュージシャンのアルバムを聴くとね、その当時付き合ってた彼女のことを思い出したりとか、そういう感覚ってあるよね。 | 上田 | それはみんなあるんじゃないですかね。 |
石田 | だから観に来てくれたお客さんなんかは、DVDを見て、『あ、友達と観に行って、あの後あそこでご飯食べたな』とか、そういう観たときの感じを、一緒に思い出して欲しいね。 |
上田 | あと時節柄もなんとなく含まれてるしね。この劇ってツイッターの劇というか。 |
石田 | そうなの? |
上田 | 昔はテレビの視聴率で50%の番組があったりとかでしたけど、最近はバラけてるというか、なんか日本中がある一つのものを見てた時代じゃなく、みんなそこここで楽しそうにコミュニティをつくって、それがなんかツイッターとかのSNSを通して漏れ聞こえてきて、焦るっていう。 |
石田 | はい、はい、はい。なんか向こうで楽しそうなことやってんなーみたいなね。 |
上田 | どこ行ったら一番いいのかっていうね。これ、大歳ともしゃべってたんですけど、大歳が道を歩いてて、突然、バーみたいな店から『ワー!!!』って声が聞こえてきて、なんか今大会やってたっけな?みたいに思ったらしくてね。ここじゃないところが盛り上がってて、その中心がどこかわからないっていう。そういうところからこの劇をはじめたっていうのもあるんですよ。 |
石田 | そうかー。 |
上田 | 「迷路狂時代」とか言ってね。まーでも別にこれをダメだよ、とか言うつもりは全然なくて、面白がるっていう話にしようと思って。そういうのも含めて、なんか時代性は入ってると思うんだけどなー。 |
石田 | なるほどね、入ってるね!こういう時代だったなーって出てるね、実は。中世ヨーロッパ風に見せかけて。 |
上田 | なんかね、こういう中世の劇って、最後、風刺っぽくなるのが面白いかなーっていうのもあってね。ラストの絵はね、もうはっきり見てとれる風刺な感じにしたしね。 |
石田 | あーそうだね。 |
上田 | 中世だけど、この時期だからこういうのが出来たな~っていう作品ですよね。 |
石田 | 2013年を想起させる芝居だね。DVD見てもらったら、そこに2013年が詰まってるわけですから。 |