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第3回
モッカモッカ 加藤啓
 
中川:よろしくお願いします。
加藤啓(以下加藤):よろしくお願いします。
中川:あのー、今回初めて参加して頂くということになりましたけども、映像作品って割とよく作ってるんですよね?モッカモッカさんは。
加藤:えーと、モッカモッカっていうのが2年位前に始めたユニットなんですけど、メンバーが辻修と僕のコントユニットみたいなもんなんです。でコントをオムニバスでやるんですけど、そのコントとコントの間に最初二人だけだったんで、着替える時間が欲しいっていうことで。
中川:なるほど。
加藤:その間に映像を流す為に撮ってたんです。それがまあ。
中川:画期的な方法を思いついて。
加藤:(笑)全然画期的じゃないです。よくあるやり方ですけど。
中川:(笑)よくある。
加藤:まあそれが始まりですね。そのネタとネタの間を挟んでくみたいな。
中川:それはもう自分達で撮って。
加藤:そうですね。
中川:編集も?
加藤:あの、スタッフで、通称ケンロクってやつがいるんですけど、それが映像やってるスタッフで、撮影とか編集とかやってくれてて。まあ一緒になって考えて、編集してもらって僕らが「もうちょっとここ短く」とか指示出す感じですね。
中川:じゃあ今回もそのケンロクさんが?
加藤:はい、カメラ持ってやって来ます(笑)、現場に。
中川:第3のモッカモッカ?
加藤:そうですね。3人目のモッカモッカですね。
中川:なるほど。
中川:去年ね、2人組で撮ったチームが何組かあったんですけど、全部ケンカみたいになったんですよ(笑)。必ずケンカになって。
加藤:(笑)へー。
中川:モッカモッカさんは普段から2人じゃないですか、ケンカみたいにならないですか?
加藤:もう基本的に、辻修が不服そうな顔しても無視しますから。
中川:(笑)そうなんですか!?
加藤:ケンカにはならないですね。「なに、なんかある?」みたいな感じで聞いて「まあ、〜か」みたいなこと言ったら「じゃあこうしようか?」みたいな感じで、基本的には揉めないですけどね。
中川:主導権を握ってるのはどっちなんですか?加藤さんなんですか?
加藤:一応、僕に決めさせるように修が仕向けてるんですよね。だから多分結局は僕が決めてるってことなんですけど。
中川:ほー。
加藤:修はほとんど意見言わないですね。
中川:でも不服そうな顔はしてるんですよね?
加藤:不服っていうか。例えば僕が凄い走って修がちょっと走るだけのシーンを撮ったときに、僕より断然疲れた顔をするんですよ。
中川:(笑)
加藤:なんか表情的に。
中川:はあはあはあはあ。
加藤:いやいやいやいやいや、俺の方が走ってるけど、ってこっちは思うんだけど向こうは完全にぐったりみたいな顔を作るのが上手なんですよ。だからまあちょっと気遣って「何か飲む?」とか言っちゃうんですよ。
中川:(笑)加藤さんが?
加藤:「なんか飲む?」「休憩入れようか?」とか。常にそういう関係性ですから。
中川:複雑ですねなんか。
加藤:それででも全然うまく回ってるんで。
中川:えー(笑)なんだろうか。これでも辻さんにも話し聞いてみたいですね。全然意見違うかも。
加藤:違うと思いますよ。彼なりの言い方だと思うんで。そこはね。
中川:基本的に監督って1人ですよね?2人の場合っていうのはなんか・・・。
加藤:どうなんですかね?コーエン兄弟って僕詳しくないですけど、あれってどういう形なんですかね?でも結局どっちかなんですかね?
中川:脚本で監督とかですかね?2人で揉めたところは、2人別々に撮ってそれで1本にしよう、みたいな。オムニバスにしよう、みたいになって。でも5分しかないじゃないですか?だから時間の取り合いみたいになって(笑)。
加藤:(笑)それも面白いですけどね。そうなったら。あーなるほどね。僕ら今んとこまだケンカしてないんですけど、多分でもこのインタヴューを見て本選見られた方で「あ、ケンカしたんだな」っていう結果になってるかも知れません。
中川:(笑)。
加藤:それは見ていただいて判断していただいて。
中川:そういう場合もあると。
加藤:分かんないですね、今後は。
中川:出演はモッカモッカのお2人だけですか?
加藤:2人とあとなんか出ていただくかもですが、基本的には2人でいこうかなと思ってます。
中川:今回ね、全員共通タイトルが「黄金」なんですけど。
加藤:ええ。
中川:もうどんなのにしようかって2人で話し合われたんですか?
加藤:ちょろっと話してます。
中川:じゃあもう構想は?
加藤:構想はまあ。まだ全然撮れてないですけど。
中川:お互いが考えて作り合うって形ですか?
加藤:いやもう喫茶店で何度か話し合うっていう形ですよね。
中川:あー。
加藤:「こういうのどうかな?ちょっと俺考えてきたんだけど。」で向こうが「こういうの考えてきたんだ。」で、「こういう感じどうかなあ。」って言う風に結構べらべら話しながら段々こう絞っていくというか。
中川:核を?
加藤:まあ核が見つかったら「まあじゃあそういうのを広げようか」っていう感じですね。
中川:結構じゃあそれが見つかるまでが長い感じですか?
加藤:そうそう。あんまり見つかんなかったら、「じゃあもう来週また会おう」って感じですね。
中川:(笑)時間を置いて?
加藤:「いつ空いてる?」とか言って。「それまでにお前考えて来いよ」みたいな。「俺も考えて来るけど」みたいな。「お前本当考えて来いよ」みたいな。
中川:(笑)中学生みたいな。なんか良いですね。
加藤:同い年なんで。
中川:好きな映画とかジャンルとかってありますか?
加藤:あー、デリカテッセンとか好きですね。
中川:あー、面白いですよね。変な映画ですよね?
加藤:あれ変でしたね。なんか怖いのかなって思ったら地底人がすごい可愛くて(笑)、面白いなあって。
中川:あの監督はエイリアン4撮ってるんですけどあれもなんか変でしたもん。エイリアンがエイリアンらしくないんです。可愛い映画になってて。じゃあそういうのですか?
加藤:僕らが撮る映画ですか?全然デリカテッセンみたいじゃないですね。
中川:(笑)全然デリカテッセンではない。
加藤:全然。岩井俊二ですね。
中川:岩井俊二!?
加藤:デリカテッセンよりは岩井俊二だと思います。
中川:モッカモッカのアーティスト写真と岩井俊二が全然結びつかないんですけど。あの兜かぶってる写真。
加藤:あーそうですね、あれはまあ一応…。
中川:あれ、正式な衣装なんですよね?モッカモッカさんの。
加藤:今は全然着てないですけど、でも兜だけは残ってて。
中川:(笑)。
加藤:(笑)あれ最初ねえ、ずっと着ようみたいなユニフォームだったんですけど、兜だけ残って、スーツに兜かぶったり、色んな私服に兜かぶったりとか。
中川:(笑)今度のじゃあ「黄金」も兜かぶって出てるんですか?
加藤:いや、一切出てこないと思いますけど。
中川:あ、兜出てこないんですか?
加藤:出てこないと思います。
中川:あれ常にかぶってる訳じゃないんですね?
加藤:そうですね。最初やった上田君にも書いて頂いたデビューライブのときも最初の1本目しか兜かぶってなかったんです(笑)コント10本位あるのに。
中川:(笑)でもずっとあのアーティスト写真使ってますよね?あの兜の。
加藤:なんか目立てばいいかなあと思って(笑)。
中川:(笑)あーそうなんですか。じゃあ東京本選の会場にあの兜で来て貰える訳ではないと。
加藤:まあ、かぶって来いって言われればかぶって行きますけど、僕はちょっと居心地悪そうにかぶってると思います。
中川:(笑)あ、そうなんですか。審査員のいとうせいこうさんと、2人の兜かぶった男がいるみたいな画がちょっとおもしろいなと思ってたんですけど、なかなかそういう訳にはいかないと。
加藤:(笑)いやいや、かぶって来いと言われれば行きますけど。
中川:ショートショートムービーフェスティバルって作品を流してお客さんに投票して貰って1番を決めるイベントなんですけど。
加藤:はい。
中川:当然優勝狙ってると思うんですけど、どうですか?自信の程は。
加藤:自信はないですね。
中川:ないんですか?
加藤:自信はないですね。だって予選をかいくぐって来た人達って、予選と同じ作品かもしれないですけど、ちょっと絶対ねえ逞しくなってきてると思うんで。
中川:逞しくなってきてる?
加藤:甲子園出るようなもんですよね?
中川:でも予選で成長とかひとつもしないですよ、映像なんで。
加藤:(笑)でもやっぱかいくぐって来た作品は強いですよ、絶対に。
中川:あー。
加藤:それと単純にヨーロッパ企画のみなさんが好きなんで。もう単純にね昔から観てて好きなんで。その本当それぞれの作品が面白いんじゃないかなと。
中川:(笑)意気込み的なものをじゃあ。
加藤:ヨーロッパ面白いんじゃないかなと。
中川:(笑)。
加藤:絶対ヨーロッパ面白いな。
中川:(笑)いやいや。
加藤:だって1人1人出てくるんでしょ?
中川:はい。
加藤:1人1人面白いじゃないですか?
中川:(笑)いやいや。
加藤:(笑)面白いじゃないですか?
中川:(笑)いやいや。意気込みをじゃあ。
加藤:僕、ゲスト監督も審査されるってさっき知ったんですよ。
中川:あ、そうなんですか?
加藤:さっき聞いて。それもう別枠かなあ位に思ってたら。
中川:ああいやもう全然ガチンコですよ。同じフィールドで。
加藤:そんなのゲスト監督っていうのでハードル高いじゃないですか?
中川:(笑)。
加藤:(笑)ゲスト監督って出る訳じゃないですか?
中川:だから票が取れないと赤っ恥を掻きますけども。
加藤:ありえますからね。
中川:ありえますよ、本当に。気合入れてもらわないと。
加藤:「モッカモッカ?はぁ?0票だよ」、みたいな。
中川:(笑)でも兜をかぶってなかったら、「あれ誰だろ」みたいになるかも知れないですよ。
加藤:いやいやいや、兜かぶって登場して0票だったときのショックっていうのは。
中川:(笑)一生かぶらなくなりますよね。
加藤:兜の価値もなかったっていうことになりますから。一応モッカモッカの象徴ですから兜は。ロゴにも入れてますからね。
中川:あー。
加藤:それが否定されるってことになるんで。なるべくまあその良い試合をしたいと思ってますけど。
中川:じゃあそろそろ意気込みの方を。
加藤:…これ意気込みがすっと出てこない状態っていうのは、今そういう状態なんですけど、これを高めて…。
中川:(笑)笑ってるじゃないですか。
加藤:作品にしたいです(笑)。ちょっとこれ録り直した方がいいですかね?
中川:いやいや。
加藤:いやでも頑張ります。
中川:ちょっと岩井俊二っぽかったです。今なんか。
加藤:え、どこが?
中川:(笑)。
加藤:それ言ってもらえばそういう感じで撮るんでこれから。
中川:(笑)語尾の感じが。
加藤:だったらそれが作品に色濃く出ると思うんで、僕も出演するんで。本当にもしかして岩井さんの作品観てるような錯覚が起こりうると思うんで、その辺期待していただいて。
中川:でも兜かぶってるんですよね?
加藤:いや、作品の中ではかぶってないと思うんで。岩井さんの作品か・・・なんだろう(笑)?
中川:(笑)大丈夫ですか?
加藤:(笑)大丈夫です。頑張ります。
中川:よろしくお願いします。
加藤:よろしくお願いします。
 
(7月1日 代表として加藤啓さんにインタビュー)
 
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