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第9回(最終回)
「  銀杏BOYZ  」
 
中川:お願いします

峯田和伸(以下峯田):よろしくお願いします。やっぱテープなんだ。

中川:テープですよ。

峯田:テープがいいって言うよね。



中川:まあ銀杏BOYZはミュージシャンですけど、映像とかも自分で作ってるじゃないですか。

峯田:はい。

中川:そういう時って峯田くんも編集とかの作業はするんですか?

峯田:僕は・・・口だけ。

中川:口だけ?

峯田:あと最後になんか、まとめ。大体できたやつを最後に見てこうしよう、こうしよう、こうしよう、って言うだけ。あと最初にこういうのを作ろうっていうのも。みんなで話をして決めてるんだけど大体アイデアは僕だったり。チンくん(※1)だったり。

中川:一応メンバーで話合って今回も作って・・・?

峯田:どういうの撮ろうかなーって言ってて。で、バンドだし、なんか普通の映画っぽいの作っても面白くないから。

中川:はい。

峯田:バンドだったら何が出来るかねぇ、って言って、ああいう形になりました。

中川:ああいう形。

峯田:はい。

中川:その、黄金っていうタイトルで今回。

峯田:ね。

中川:・・・ねぇ。そこはもうちゃんとクリアして。

峯田:クリアしました。

中川:黄金だな、という。

峯田:誰がどう見ても黄金です。

中川:(笑)。だれがどう見ても黄金。製作はどれくらいかかったんですか?

峯田:一日。

中川:一日!?一日で撮って。

峯田:撮って。すぐ編集して。

中川:はい。

峯田:編集にちょっと時間かかったのかな。三日くらいですか。

中川:ほー。それは出演者は?

峯田:出演者は、カメラに映ってるのはスタッフとメンバー。

中川:ほー。峯田くんは?

峯田:俺は、ちょこっとだけ。

中川:ちょこっとだけ。

峯田:はい。いいドキュメントになってますよ。

中川:これまでいっぱいPVとかあったじゃないですか?そういうのも全部みんな自分達でアイデア出してやってるの?で、本出したいとか、DVDもそうだし。そういうのって・・・・・・そう、まあ僕らもそうですけど色んな大人が入って来たりとかってあるじゃないですか。

峯田:あー。

中川:そういうのってあんまないんですか?銀杏BOYZは。

峯田:ない。

中川:だって声かかるでしょ、いっぱい。

峯田:やんない。

中川:やんない。それは断る?

峯田:自分らでアイデア出したから、(自分達で)やっちゃおう、みたいな。で、協力してくれる人がいたらやってもいいと思うんですけど、今んとこは自分達でやれてるから。

中川:はぁー。

峯田:で、DVD作ってると編集技術も自分達で覚えちゃって。

中川:あーあーあー。

峯田:だから自分達でやれちゃうんですよ。

中川:はー。

峯田:でもなんかね、やっぱ手間かかるし、ほんとはね、分かってる人と一緒にやるのが一番いいんですけどね。でも、今んとこまだいいです。

中川:へー。今、まあそうやって音楽以外のこともいっぱい銀杏BOYZってやるじゃないですか。まあ音楽をもちろん基本にやるんだけど。何が一番楽しいですか?やってて。

峯田:え?

中川:何が楽しいですか?文章書くのとか、小説書くのとか、いっぱいやってるでしょ?峯田くんも。

峯田:でも俺は何か全部音楽のつもりですよ。

中川:ほう。それは。

峯田:うまく言えないけど。

中川:うまく言えない。全部つながる、というか音楽である。

峯田:なんか、映像作るにしてもやっぱり・・・音楽が流れてないと駄目だし・・・。それに関係することじゃないと作りたくない。

中川:曲作ったんですか?「黄金」の曲作るって言ってたじゃないですか。

峯田:俺が作ったんだけど、撮影の前日に「やってらんねぇ、お前ら作れ」っつって、俺ノータッチ。

中川:じゃ誰が作ったんですか?

峯田:三人で作ってたみたい(笑)。

中川:(笑)。え、そういうことって・・・。でも銀杏の曲で三人が作った曲ってある・・・ないですねぇ?

峯田:今んとこない。

中川:初めて三人が作った曲。

峯田:しょうもない曲だった(笑)。

中川:それ言っちゃったら(笑)。言っちゃたらかわいそうでしょう。

峯田:しょーもない曲だったよ、ほんと。

中川:へぇー。




中川:最近、異性関係どうですか?

峯田:異性関係?すごいよ色々あったよ。

中川:色々あった?

峯田:まぁ二年間彼女いないからそろそろ色々起きてもおかしくないなぁと思ってなんだけど、ちょっと色々あった。どうなるか分かんない。

中川:意味深ですね。

峯田:俺もまだはっきり分かんないんです。コメントしたいけどちゃんと。

中川:これって恋なのかなみたいな。

峯田:分かんない。まだそんな会ったことないし。一回しか会ってないし。メールはしてるんだけど。

中川:ほう。あー、なんかいいなー。

峯田:そう、なんかね・・・どうなんだろうなー21歳ってどう思う?

中川:21歳いいじゃない。

峯田:関係ないか、歳とか。でも分かんない、どうなるか。

中川:ほー。

峯田:妹より年下だからなぁ!

中川:ああー。そっか。

峯田:でも話は合うんだよ。

中川:21歳と話合います?

峯田:合ったよ。あっちがだからちょっとおかしいね。

中川:あぁー。いいなぁ、話の合う21歳。

峯田:映画好きだって言って「どんな映画?」って言ったらさぁ、なんか、「えぇ?」と思うような。変なんいっぱい出てきたよ。変な子、って。

中川:でキュンと。キュンとされたと。

峯田:いいじゃんそんな話ね。

中川:そんな話いいですね。

峯田:どうなの自分は。

中川:なんもないですよ。

峯田:ないのー?

中川:何もないよ。

峯田:やってないの?

中川:やってないやってない。

峯田:俺たまにデリヘルだよ。

中川:ああーいいな。デリヘルもない。

峯田:やってらんないよそんなん。その、お気にの人っていうか、好きになっちゃった子がいてその人ばっかり呼んでたんだよ。

中川:(笑)デリヘル嬢。

峯田:そしたらそのお店が摘発受けて、連絡取れないの。会えない。

中川:連絡先交換してなかったの?

峯田:してなかった。俺アキラの漫画とか貸してんだ。なんかそういうの好きだって言うから。

中川:分厚い本貸して(笑)。

峯田:銀杏のCDもDVDも全部あげてんだよ。すっごい気が合う。

中川:仕事やったんかな(笑)。哀しい話やなー。

峯田:でもいつかね、ライブに来てくれて、話かけられたら嬉しいけど。だから、音楽辞めたくない、と(笑)。

中川:(笑)そのために。でもそういうのありますよね、そういうのある。僕も分かりますそれ。

峯田:そこが重要。

中川:そこがね、続けていくモチベーションになる。

峯田:大変だったと思うよ。人にも友だちにも言えないって言ってたもん、どういう仕事か。この仕事のこと言えないって言ってたから。だから肩身の狭い思いをしながら多分生活してたんじゃないの?

中川:はー。

峯田:で、お店が摘発されて、自分はこの先どうするかって考えて、もうやっぱり25とか言ってたかな。この歳で普通の職に就くのもどうかなみたいなことを言ってたから悩んでんじゃねぇかな。だから、また会いたいなぁと思って。アキラとか返して欲しいなぁと思って。

中川:ああ(笑)

峯田:エヴァンゲリオンでしょ、アキラでしょ。天才たけしの元気が出るテレビのDVDでしょ。結構貸してんだよ。

中川:宝物ばっかり。

峯田:あのさ、たけしさんのDVDBOXさ、BOXで俺持ってんだけど、人形も付いてて。

中川:ああ。

峯田:中身カラッポ。DVDだけ貸してるから。

中川:それだけでも返して欲しい。今や。呼びかけみたいになってるけど。

峯田:見てもらえるといいね。ヨーロッパ企画のホームページ。

中川:それ見てね、連絡くれたらね。

峯田:中野区の峯田って言えば分かると思うから。

中川:ヨーロッパ企画にメールもらえたらじゃあ僕電話番号伝えとくんで。

峯田:はい。源氏名はね、アヤコさんていう。

中川:源氏名しらないけどさ(笑)。

峯田:そんな呼んでないよでも。5回くらい。

中川:(笑)それ充分呼んでるよ。

峯田:長期間で。長きに渡った恋愛だから。擬似恋愛だから。ていうか擬似っていうか恋愛なんだよ。

中川:恋愛なんだ。

峯田:お金払って会う、っていうアレだけど。でも立派なもんだったと思う。90分で終わりだけどね。バイバイっつって。

中川:シンデレラみたいに。

峯田:そうそうそう。そういうこと。

中川:ああー。なるほど。全然違う話してるな。

峯田:ヨーロッパ企画イェーイ!!

中川:(笑)どういうテンション?

峯田:(笑)

中川:これやっぱフェス(※2)はテンション上がるんですか?

峯田:あがんない。

中川:自分達のワンマン今度あるけども・・・。

峯田:それは・・・別モンかな。

中川:それは別モン。

峯田:なんかあんま好きじゃない。

中川:へー。でも色んな他のミュージシャンに会えるわけじゃないですか。

峯田:興味ないもんあんまり。話したいとか別にないし。ほんと楽屋から出たくないしね。(この録音を)外でやってっから今ちょっとすごい嫌だよ俺。

中川:あー今見られるから。

峯田:なんかジロジロ見られたり・・・なんかあんま好きじゃない。

中川:へー。

峯田:友達だったらいいんだけど。別に友達とかいないしね。そんな。

中川:そうなんですか。

峯田:今日はなんか、読売テレビか何かの収録でケンドーコバヤシさんが。

中川:ああーいましたね。

峯田:ケンコバさん。俺、誰よりもケンコバさんと会えるのが楽しみで来たから。

中川:(笑)さっき外ブラブラ歩いてましたよ。

峯田:ああーそうすか。それくらいかなー今日は。で、あと日帰りで帰る。

中川:日帰りで。

峯田:ステージ上がっちゃったらいいんだ。楽しいから。

川:ああー。

峯田:おっ!(通りすがりの「おっす!」という声。そちらの方向に向かって)。友達登場。こういうのがたまにあるから嬉しい。

中川:友達いるじゃないですか。

峯田:たまに。あ。(別に人に頭をペコッと下げる)

中川:たまに。今の人も友達なんですか?

峯田:いや、あれスタッフ。PA。



中川:違う、だから、そう。あのね、映画祭なわけですよ。これは。

峯田:あっそうだった。

中川:作品出すでしょ?

峯田:はい。

中川:で、20本くらい作品が流れまして、まあその中で一番を決める。

峯田:ああー。

中川:お客さんが投票して。あと、審査員が。大阪だと本広克行監督で、東京だといとうせいこうさんが来て、お客さんが投票して。300人とか400人とかお客さん入ってね。

峯田:すごいね。

中川:投票するんですよ。やっぱり、まあ一番狙ってね。まあみんな。

峯田:考えてなかった(笑)。

中川:え?

峯田:なんか、考えてなかったそういう。なんか。あんまそういうのなくて。見てくれる人が、「あーこういうのもあるんだ」みたいな、「面白かった」くらいでいいの。

中川:あー。あんまり一番取りたいとかは。

峯田:ない。イベントがちょっと楽しくなるような。

中川:ほう。

峯田:それだけです。もうなんか、あんまりだってそういう、映像作るの・・・みんなそうだと思うけど・・・なんか、あんま一番目指そうとかって欲がないほうがいい気がするし。あと俺らバンドだから。

中川:はい。

峯田:バンドマンがなんか映像作って、ねぇ、一番取りたいとかはなんか違う気がするし。

中川:はぁー。

峯田:バンドマンだから作れる映像でみんな楽しんでくれたらいいなと思うだけ。

中川:はぁー。いや、わりとみんな「ガチンコで一番取りにいきます」っていう人と、峯田くんみたいな、かせきさいだぁ≡さんもそうなんだけど、もう「自分の作品見てもらえたらそれでいいや」みたいな、「好き嫌い別で楽しんでもらえたらいいな」という(人に)・・・割と分かれる…。

峯田:なんか映像はその、なんだろあんまりそういうウチらは本職じゃない。言い方おかしいけど。だからなんだろな、本気で作ってる人もいるし、なんかそういう人達と一緒に参加できてれば、それだけでいいです。

中川:なるほど。

峯田:でも本職だっつてもさ、なんかこういうイベントはあんま好きじゃないいんだよね。本職だけど。

中川:ここは本職の場だけれども。ほー。

峯田:ステージ立っちゃえば面白いんだけど。それまでの時間とかが。

中川:辛い。・・・音楽では一番になろうと思うんですか?話ずれていきますけど。そういうのは。

峯田:一番かぁどうだろ。でもどっかでなんか。結局さ、お客さんが今日のイベント全部みて家帰って「あれ面白かったね」「これ面白かったね」って言って。そのネタの一つになってもらえればそれでいいんですよ。

中川:ああー。なるほど。

峯田:いい歌を書きたいと思いますよ。

中川:はい。

峯田:はい。

中川:ではね、最後にね。意気込みをね。一言お願いします。

峯田:意気込み。

中川:意気込み。なんつーか。一番文章の最後のとこに意気込みっつって「一番取りたいです」みたいなことを言う人もいるし、まあ色々なそんな感じで思ってることを一言・・・。

峯田:・・・楽しかったらいいんじゃないっすか?

中川:はい。楽しみたいという。

峯田:はい。

中川:はい。分かりました。

峯田:面白かったらいいと思うんですけどね。何でもね。何か。賞金とか順位とかそっちが先に来ちゃって、でも結果で。多分そういうのって。

中川:はいはい。

峯田:まず最初に面白いっていうのがあればいいと思うんですけどね。

中川:あああ。

峯田:そのあとに結果が出る、くらいの。先に結果とかじゃなくって。だからみんな「面白いものを作ろう」っていうのが参加してる人はあると思うんで。参加できてよかったです。ありがとうございます。またよろしくお願いします!

中川:ありがとうございます。



※1・・・銀杏BOYZメンバーチン中村氏のこと。
※2・・・このインタビューは銀杏BOYZさん出演の野外ロックフェス「ラッシュボール」の出演前に収録。

(9月2日 代表として峯田和伸さんにインタビュー)

 
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